『男と女がいる限り、永遠になくならない"セクハラ"。』
2016年にアメリカのテレビ局FOXで起きた実際に起きたセクハラ事件の裏側。
シャーリーズ・セロンの特殊メイクをカズ・ヒロ氏が務めていることに惹かれて見てみた。
正直、なぜわざわざ特殊メイクを?と思っていたけど...
実在の人物だからこそ、リアリティを徹底した風貌が必要だったのだと分かった。
ストーリーは普通だし、実話だから劇的な展開とかはない。
それでも、最後まで目が離せなかったのは女優たちの気迫が見る者にストレートなメッセージとして伝わってきたからではないかと思う。
ほんと気持ち悪い。
やはり、女の武器を使う仕事はリスクが伴う。
そもそも女の武器を使わせられる時点でセクハラだけど。
ここまでのセクハラやパワハラって今はあまりないと思うけど...
でも、それに近いものはずっとありますよね。
例えば、上司に媚びを売って実力がなくても昇進していく女。
結局、評価は上司がするわけで...
上司に気に入られていれば、昇進できてしまうという。
だから私は本当にクリーンな会社ってないと思うんです。
だって、皆人間だから誰にでも平等って難しい。
好き嫌いがあるのは感情があるからだし。
社長だとしても、社長だからって=人間として素晴らしい!わけがないのです。
間違っていたら、権力に負けず人間として誰かが問い正さなければならない。
特に、男と女で性別を区分されてしまう以上は絶対的な平等ってないですからね。
あのラストも似たようなことを言いたかったんじゃないかなって。
訴えて勝ったら終わりではない。
ずっと戦いは続くのです。
仕事をする限り、家庭がある限り、この世界で生きていく限り...
それでも、一人一人が性別関係なく笑顔で働く。
生きていくためにはどうするべきか。
と、永遠に問い正していかなければならないってことですよね。
ちぶ~的スキャンダル度5
自分の会社でこんなことが起きたら...事件になる前に噂が広まって訴える前に収束しそう(笑)
本日紹介した映画は...
スキャンダル (2019)
BOMBSHELL
- 監督 ジェイ・ローチ
- あらすじは...
- 大手テレビ局FOXニュースの元人気キャスター、グレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)が、CEOのロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)をセクハラで提訴する。メディアが騒然とする中、局の看板番組を背負うキャスターのメーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)は、今の地位をつかむまでの軌跡を振り返って動揺していた。一方、メインキャスターの座を狙うケイラ・ポスピシル(マーゴット・ロビー)は、ロジャーと対面する機会を得る。
- (Yahoo!映画より引用)