どうも人気のない暗い場所って気持ち悪いですよね。
別に何もないんだけど、何かいそうな気がしてキョロキョロしたりして。
できれば近づきなくないんだけど、そこ通らないと家に帰れないんですよね...
「ダーク・プレイス」もある意味、近づきたくない暗い過去ってところでしょうか。
「ゴーン・ガール」の原作者ギリアン・フリンによるミステリー小説「冥闇」の映画化。
主演演じたシャーリーズ・セロンは、実際にこの作品と似たような過去を持つ。
【※アルコール依存症の父親の家庭内暴力が原因で母親が父親を射殺している。(正当防衛と認められている。)】
だからこそ成立したこの作品。
思っていたよりも地味で落胆してしまったが...
シャーリーズの過去のことを考えながら見ると、やっぱり見る価値はあったと思われる。
一家惨殺事件の生き残りであるリビー(シャーリーズ・セロン)。
日本ではどうなのか分からないけれど、アメリカの方はそういう被害者の人に対する寄付とか支援って手厚いのかとカルチャーショックを受けた。
確かに、そういう事件の関係者って新聞に名前も顔も載ってしまうと被害者なのにそのあとの生活はしずらいのかもしれない。
ましてや身内が犯人?...となると尚更だろう。
ある意味三次被害である。
それが一生付きまとっていくと思うと...
運命とは時に残酷だ。
辿っていく過去がまたきな臭くて...
混乱する記憶と事実。
こういうのって実際にありそうである。
事実を受け入れるという行為がいかに難しいことなのか。
それは身近なことで当てはめてみても同じことだ。
過去を振り返るなという言葉もあるけれど、やっぱり過去があっての今ということも忘れてはならない。
ちぶ~的ダーク度3
演じたシャーリーズがちょっと綺麗すぎるので、錆びれた女って感じがなくて説得力は薄かったかもしれません。