同僚に姫系OLがいる。
私には絶対にできない。
中身も嫌味がなく女の子らしい。
初めて出会ったタイプ。
毎日、かわいらしいファッションなのでつい見てしまう。
きっと私が男だったら好きになっていると思う。
そんな人ですら独身...
姫が独身なのに、私が結婚できるだろうかとふと怖くなるときがある。
「シーズ・ソー・ラヴリー」は、ラブかと思いきやコメディになり...
やはり最後はコワくなるのであ~る。
ジョン・カサヴェテスが遺したシナリオを、息子のニック・カサヴェテスが映画化。
きっとジョンだったら同じシナリオでも別物になったであろう。
成熟した大人のラブストーリーではなく、成熟しきれない未熟な大人のラブストーリー。
ある意味純愛。
愛を求めすぎるとバカになる。
リアルにこうだったのかもしれないと思うとやはりキモ怖い。
誰がシーズ・ソー・ラブリーなんて無責任なことを言ったんだ。
メロでドラマティックなラブストーリーなんかじゃない。
どこがラヴリーだよ。
タイトルに騙された。
冒頭からモーリーン演じるロビン・ライトのロックすぎる素行に引く。
妊婦がタバコとアルコールを大摂取。
男を惑わせる悪女。
全く共感も説得力もない。
この情緒不安定さを恋愛だけのせいにしちゃうところがすげぇ。
確かにこんな女についていけるのはロクデナシのエディ(ショーン・ペン)だけかもしんない。
あまりにも激しすぎる愛は、真剣すぎて笑っちまう。
最初は、私たちは愛し合っているという自己満足故の"愛"なのかと思った。
ずっと見て行くうちに思う。
きっと二人とも無知なのだ。
愛は愛(男と女の)しか持つことのできない激情だと思っているのだ。
二人は、価値観が同じだから余計に惹かれあう。
普通の人は、それを愛とは言わない。
だから、自分たちは特別だと思い込む。
いや、本当に特別かもしれないけれど。
どこにも正しい愛の定義は存在しないからこそ、あのラストは誰もが腑に落ちなくてもそれでいいのかもしれない。
しかし...
ショーンさんをあそこまでしてしまう恋愛って....
恐怖。
恋愛という幻想を分かっていても追い求めてしまう。
それもまた恐怖。
で、あまりの激しさに時より笑いが起きるのはなぜだろう。
私ってまだまだ未熟者ってことかしら。
ちぶ~的トラボルタトラブル度5
キレまくるトラボルタさん。この役はかわいそう。怒るのも無理もない。だけど、この人もハラハラさせる。そこが彼のうまいところですけどね。