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ザ・不思議ちゃん「不思議惑星キン・ザ・ザ」


作品情報




年齢に関係なく不思議な人っている。


それが天然だからこそ摩訶不思議。


天然の最上級系が不思議ちゃんという人種なのかもしれない。


あまりにも自然だからかわいらしささえ感じる。


最近の楽しみはその人の日常のエピソードを聞くことだ。


普通の話でもすべてが面白く見えるからすごい。



不思議惑星キン・ザ・ザ」も本当にタイトル通り不思議。


なにやらものすごく癒されるのだ。



ソ連時代のSFってどうしてこんなにも面白いのか。


このシュールさは何と表現すればいいのか分からない。


謎の言語で会話をし、謎の文化に翻弄される。


郷に入っては郷に従えとはまさにこのこと。


このゆるさはなんて心地がいいのだろう。


傑作SFコメディといえる一本だ。





ある日突然の出来事。


予兆もなく予想外のことが起きる。


目が覚めたら見知らぬ地。


謎の言葉と謎のあいさつ。


そこに人が住む限り、上下関係が存在し差別が起きる。


それって痛烈な風刺。


コメディにしているけど、あの花輪は屈辱の表れかもしれない。


まるで飼われた牛を表現しているような。


人種を色で決めるところもそうだ。


たったそれだけのことで人間のレベルなど決められるわけがないのに。


映画としてはクスっと笑えるけれど、よくできている皮肉だと思う。



音楽は自由。


自由は平和をもたらす。


宇宙でも音楽が通用するというところも面白い。


意味不明な歌で、全く上手じゃないのにウケるのは娯楽そのものが生きていく上で必須だからかもしれない。



人間の中に流れている人情って誇らしい。


利益じゃなく情を選ばせる本能を持っている。


基本的には愚かでどうしようもないのに。


心に生まれた絆はそう簡単には消えない。


あのラスト、たまらなく好きだ。


あいさつを体が覚えている。


「クー」。


目と目が合えば分かり合える。


何人かどこに住んでるかなんて関係ない。


誰かが誰かとつながるって理由もなく貴重な奇跡。


この癒し系SFコメディ、見終わった後は心がぽかぽかになりました。











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なんだかすんげ~汚い人たちばかりが棲んでいる惑星。味がありすぎる飛行船や地下都市は映像技術はまだまだだったかもしれないがセンスがよすぎてめまい。


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