年を取ると意地が悪くなるもので、素直になれなくなってくる。
知識や経験が「はい」という言葉の邪魔をするのだ。
だって~とか、でも~とか言いたくなる。
特に仕事ではそうかもしれない。
が、それをしていると自分の首をしめるだけなのでいつもグッとこらえて思ってもいない「はい」という言葉を吐き出す。
極上のエセ笑顔を添えて。
ちょっと前まではそれができなかったから損をしていたのである。
今じゃ面倒な方が嫌だから何事もアイアイサーと流しちゃうのだ。
年をとるとなんでも簡素化されるのである。
「アイアン・スカイ」も、敵はナチスってのは簡単すぎじゃね?と思う。
だが、しかし。
ザ・アメリカンノリはさすが。
きちんと自国を皮肉ってるのもいい。
辻褄とかはスルーして笑って流して見るのが吉なのでしょう。
いちいちエロい衣装とか印象に残る音楽もなかなか楽しい。
そして。
やっぱり、この作品の見どころはレナーテ演じたユリア・ディーツェでしょう。
絶対的なかわいらしさ。
抜群のプロポーションなのに下品に見えない。
今までどこで何をしていたんだろうというくらいの華がある。
彼女がいなければ成り立たない作品だと思われる。
人種差別、核問題、世界でアメリカが一番!みたいな社会問題をさらっとこんなコメディにしてしまう。
風刺ってこういうこと。
結局、安易な設定の方が問題提起しやすいってことなのかもしんない。
くだらないと一言でいうのは簡単だけど、くだらないの中に詰まっているモノを見るのが映画なわけで...
と、自分に言い聞かせた。
ま、ほぼヒガミですのでご容赦ください。
お腹空いてるし。
ちぶ~的レナーテ度5
これはレナーテを見る映画と言っても過言ではない!彼女のおかげでなんでもOKな雰囲気。あの制服?カッケーですねぇ。