ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

映画漬けのちぶ〜が、映画を観たら例えつまんなくても!イラスト付きで映画レビュー(ホラー寄り)をアップしてます!週末はホラー特化ブログやドラマ関連の記事も!

アイアイサー「アイアン・スカイ ディレクターズカット版」

 

「アイアン・スカイ ディレクターズカット版」

 

 

年を取ると意地が悪くなるもので、素直になれなくなってくる。

 

知識や経験が「はい」という言葉の邪魔をするのだ。

 

だって~とか、でも~とか言いたくなる。

 

特に仕事ではそうかもしれない。

 

が、それをしていると自分の首をしめるだけなのでいつもグッとこらえて思ってもいない「はい」という言葉を吐き出す。

 

極上のエセ笑顔を添えて。

 

ちょっと前まではそれができなかったから損をしていたのである。

 

今じゃ面倒な方が嫌だから何事もアイアイサーと流しちゃうのだ。

 

年をとるとなんでも簡素化されるのである。

 

アイアン・スカイ」も、敵はナチスってのは簡単すぎじゃね?と思う。

 

 

 

ナチスってアメリカ映画では便利。
 
敵=ナチス
 
ドイツ人はいつもどんな気持ちで映画を見るんだろうって不思議に思う。
 
きっと切り離して考えているんだろうけど...
 
もし、自分がドイツ人だったらどうなのかなぁと思うわけで。
 
今回もガツンとナチス
 
ブラックジョークたっぷりのアクションというよりは、SFコメディ。
 
世界各国の映画ファンやSFマニアから出資を募って約1億円のカンパで製作したというのだから映画ファンとしては応援したい。
 
 
でもね。
 
物申したい。
 
1億円...ですよ?(カンパが)
 
映画愛たっぷりの期待を背負って。
 
これは、これでいいのでしょうか?
 
つまらなくはないですが、90分でいい内容だと思われます。
 
というか。
 
そこは、ディレクターズカット版を見た私が悪うございました。
 
ですがね。
 
このお金の使い方は、毎日スーパーで特売品を狙って安くておいしい料理を旦那に食べさせている奥様にも失礼じゃないでしょうか。
 
お金ってね、1円からお金なんですよ。
 
高級なB級映画を作りたかったのかもしれません。
 
でも、そんな金があるなら逃げ道を使わないで正々堂々とやんなさいよ!と思うんですよ。
 
なぜなら。
 
今、私は金欠でコンビニのスイーツを我慢しているんですから。(←ただの八つ当たり)
 
ケチで貧乏な私には、アイアン・スカイに「あぁぁぁん?」ってなります。
 
給料日前だし。
 
機嫌悪いですよ、今回は。

 

 

だが、しかし。

 

ザ・アメリカンノリはさすが。

 

きちんと自国を皮肉ってるのもいい。

 

下品で勢いだけでもっていくあたりもアメリカのお家芸

 

辻褄とかはスルーして笑って流して見るのが吉なのでしょう。

 

いちいちエロい衣装とか印象に残る音楽もなかなか楽しい。

 

 

そして。

 

やっぱり、この作品の見どころはレナーテ演じたユリア・ディーツェでしょう。

 

絶対的なかわいらしさ。

 

抜群のプロポーションなのに下品に見えない。

 

今までどこで何をしていたんだろうというくらいの華がある。

 

彼女がいなければ成り立たない作品だと思われる。

 

 

人種差別、核問題、世界でアメリカが一番!みたいな社会問題をさらっとこんなコメディにしてしまう。

 

風刺ってこういうこと。

 

結局、安易な設定の方が問題提起しやすいってことなのかもしんない。

 

くだらないと一言でいうのは簡単だけど、くだらないの中に詰まっているモノを見るのが映画なわけで...

 

と、自分に言い聞かせた。

 

ま、ほぼヒガミですのでご容赦ください。 

 

お腹空いてるし。







 

ちぶ~的レナーテ度5

これはレナーテを見る映画と言っても過言ではない!彼女のおかげでなんでもOKな雰囲気。あの制服?カッケーですねぇ。