ホラー映画さえあれば!

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最悪「凶悪」

最近、よかれと思ってやったことが全部裏目に出る。


自分の思ってもみなかった方向へ物事が進んでいく。


人間って分からない。


正しいとか間違っているとかじゃない。


その人の感じ方がそれぞれ過ぎてついていけない。


そんなとき、本当に自分のことを分かってくれている人が見えてくるものだ。



「凶悪」も、その凶悪な事件の中で見えてくる隠れていた真実が暴かれる。

あらすじは...

ある日、ジャーナリストの藤井(山田孝之)は、死刑囚の須藤(ピエール瀧)が書いた手紙を持って刑務所に面会に訪れる。須藤の話の内容は、自らの余罪を告白すると同時に、仲間内では先生と呼ばれていた全ての事件の首謀者である男(リリー・フランキー)の罪を告発する衝撃的なものだった。藤井は上司の忠告も無視して事件にのめり込み始め……。




本当にあった怖い話。


これが人間にできることなのかと思うだけで吐き気がする。


冒頭から凶悪シーンのオンパレード。


容赦がない。


実話が基なのに、リアリティがないという救い。


凶悪度が行き過ぎると、それは滑稽になる。


3人の俳優で魅せる衝撃のサスペンス。




ぶっこむぞ。


とにかくこの言葉が頭から離れない。


むしろ、この言葉を待ってしまう自分がいる。


凶悪事件を追うジャーナリストと同じように好奇心を駆り立てられる。


タイトルの凶悪は何を指すのか。


死刑囚の須藤か。


首謀者である先生か。


事件を追うジャーナリストの藤井か。


3人から見る凶悪。


演じた俳優たちが訴えかけてくる本物の"凶悪”。


私は、見ているこちら側が一番そうなのではないかと怖くなったのである。




人間が犯した罪。


その罪を暴こうと追う。


罪から逃れようと罪を告白する。


どれも罪だらけ。


そこからは決して何も生まれない。


きれいごとを並べても事実は変わらない。


それでも、埋もれてはいけない真実。


報われない罪の代わりに真実を見つけようとすることだけが救い。


結局、裁く側も人間。


罰を受けるのも人間。


そこに真の平等さは存在しない。


リリー・フランキーが演じた先生の微笑み。


あれには、途方もない無がある。


それが本当の怖さ。


同じ人間という生き物。


この映画を面白いと思ってしまうのも、凶悪なのです。









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徹底した残酷シーンの連続。これは18禁じゃなくていいのか?大丈夫か、日本!?といろいろ不安になった。


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