『全ては戦争のせいなのか。』
司法の落とし穴によって人生を狂わされた人がいる。
正義を恨み、人を憎み、報われない想い。
時代のせいだった。
戦争だったから。
という言い訳は本当にあり得るのだろうか。
全ては人間が犯した罪。
完璧のように見えている司法だって人間が創ったものであるということ。
見終わってもずっと考えてしまった。
戦争も法律も、どちらも愚かな人間が創った産物です。
私自身が印象に残ったのは、自分にとっても父親同然の恩人が実は…という件。
ある一面から見れば、善人。
でも、人間はさまざまな側面を持っている生き物。
主観だけではその人の全ては分からない。
そこにも人間の一種の怖さみたいなものを感じました。
この作品の核である当時の司法について論議される裁判のシーンはとっても引き込まれた。
日本にもこういう合法的な法律がありそうだとも思った。
ドイツ特有の黒い過去にスポットライトを当てていたので、日本人は疎い部分もあると思うけど…
この原作をきっかけに、本当にこの司法の穴に国家が動いたというのだから驚きだ。
映画のような事件は実際に起きずに済んだ。
でも、こんな悲劇が起きていてもおかしくないと思う。
フィクション作品に真実があったなんてそれこそ映画みたいな本当の話!
なんとなく続編もありそうな気がしたので、もっと見てみたいな〜。
重厚なドイツサスペンス。
ドラマティックな展開も見所。
俳優も素晴らしい演技を魅せてくれる!
おっさん世代は特にハマると思う!
お勧めです!
ちぶ〜的トルコ人度5
私と付き合ってなかったらあんななんかケバブの店員よ!ってセリフに差別文化を感じたわ(笑)しかし、ひでぇ女だ(笑)
本日紹介した映画は…
コリーニ事件 (2019)
THE COLLINI CASE