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マタきちゃった。「シコふんじゃった。」~角川大映映画展記念記事vol,8~

秋田で開催してくれたこのイベントのおかげで出会えた作品がいっぱい。

 

仕事の都合で観たくても見れなかった作品もあるけれど、予想以上に観に行けて満足。

 

ラストスパートを懸けて休みの日に2本見に行きました。

 

受付の人に顔を覚えられている感があるのでしょしがりながら...



最後から2番目の映画は、「シコふんじゃった。」でございます。

シコふんじゃった。



解説...

「ファンシイダンス」の周防正行が、ひょんなことから廃部寸前の相撲部に入るハメになった大学生の奮闘をコミカルに描いたスポ根コメディ。父親のコネで就職も決まっていた教立大学4年の秋平は、ある日、卒論指導教授の穴山に呼び出され、授業に一度も出席しなかったことを理由に、卒業と引き換えに穴山が顧問をする相撲部の試合に出るよう頼まれる。しかし、その相撲部にいたのはまだ一度も勝ったことのない8年生の清水ひとりだった……。




私もシコふんじゃいました。

 

満員御礼。

 

しょしがりの秋田人が会場で一体になる。

 

わっはっはと笑って涙がホロリ。

 

ひと肌脱いだ男気が熱い。

 

夢中になれるものがあるってだけで人生は輝く。

 

あなたには一生懸命になれるものはありますか?

 

大人だからこそ、相撲界がえらいことになっている今だからこそ見るべき作品。

 

私、女なのに相撲とりたくなりました。




裸に廻しを締める。

 

体は太らせまげを結う。

 

劇中の外国人留学生スマイリーが問う。

 

なんでそんな辱めを受けながら相撲をしなければいけないんだと。

 

わざわざ不健康な体を目指さないといけないのかと。

 

文化の違いがあるからこその疑問。

 

だけれど日本人もそう思ってたりする皮肉が実にうまい。

 

相撲というスポーツ。

 

日本の国技というプライド。(日本には正式な国技は存在しないらしいが最も歴史が古く大きいのが相撲)

 

映画は部活の話であるが、伝統を守ろうとする姿は日本特有の誠実で頑固な心意気にも見えた。

 

男だけのスポーツである相撲。

 

だけどどんなスポーツにもルールはあってもその挑む気持ちは否定できない。

 

相撲に懸けた恋心と女の意地。

 

女の私にとってはそんな描写もたまらなく愛しかった。

 

 

 

やっぱりスポコンものは面白い。

 

特に日本人が好むジャンル。

 

映画の試合を見ているのに、いつのまにか勝ってくれと手に汗握る。

 

頑張ってもがんばっても勝つことのできない姿を見て応援している自分がいる。

 

まるで、何をやってもうまくいかないときの自分みたいに思えて。

 

押せ。押せ。負けるな。

 

お前には仲間がいる。

 

自分を信じて進め。

 

恐怖に負けるな。

 

自分を越えろ。

 

気づけばラストで私もシコを踏んでいる。

 

明日からまた頑張れる気がしてくる。

 

こんな清々しさは久しぶり。

 

見終わった後に「あぁ。」と微笑む。

 

人は感動するとそれくらいしか言葉は出てこない。

 

 

 

この作品に出会えたことに感謝。

 

角川大映映画展万歳。

 

あ、明日は最後の作品をUPします....

 

大作でした。

 

色んな意味で....

 

乞うはご期待しない方がいいかもしれまへん。

 

でも、みてね。(ハート×100)

 

 

 


 

ちぶ~的どすこい度
笑いのどすこい力が素敵!竹中直人のゲリピーにこちらまでハラハラゲラゲラ。で、もっくん!!あのイケメンパワーに押し切られました!!