お盆になると思いだす。
祖母が法事に向けて夜中に念仏の練習をしていたことを。
真っ暗な仏壇の部屋で水色の灯篭の光だけがばぁちゃんを照らす。
こ、こわひ...
毎年、「出た!」と騙されたものだ。
懐かしい思い出。
そんなことも思い出してしまった「ファンシイダンス」。
すべてが予想外。
「シコふんじゃった。」 の坊さんバージョンとも言える。
こっちの方が先だけど。
監督の周防正行は、スポコン映画がやっぱりうまい。
この人が撮ると"スポコン魂"がキラキラした青春に見える。
修行もある意味スポーツ。
何かを成し遂げるために努力するということ。
何かを目指すと言うこと。
それだけで人生が変わる。
たとえ、その結果何かを得られなくてもその得られなかった努力さえ意味を持つ。
間抜けな音楽と不思議な間が心地いい笑いを連れてくる。
実は皮肉もたっぷりなブラックジョーク入り。
仏教とか修行僧が出てくるからってそんな堅苦しい話ではない。
昔の実家のチグハグな坊さんを思い出した。
バイクに乗って、金の腕時計...
お経を読んだだけで○万円...
坊さんも人間である。
金を稼がねば坊さんもできないのである。
仏教の教え
そんなことは、ちゃんちゃらおかしいんである。
と、鼻をほじりながらケラケラ鑑賞したことをここでお詫びしたい。
おまけ
妹に再度接続してもらって、さきほどやっとネットがつながりました~なので、コメント行けてませんこれからボチボチ行きます
ちぶ~的スタイリッシュお坊度5
主人公演じた本木雅弘がやっぱりかっこいい。当時のバブリーな服装はダサいはずなんだけど、今見てもこの世界観では違和感を感じないところがすごい。