今日は、バレンタインデー。
なぜか日本では女子が男子にチョコを贈る日。
または、好きな人に告白をする日。
なぜ、女子が男子にあげる日なんだろう。
女子もチョコが欲しい。
というかチョコは女子の方が欲しいだろう。
逆チョコっていうのもあるらしいが、それはそれで気持ち悪いし。
いっそのこと、性別関係なしにチョコを交換する日にしてほしい。一
年に一回くらいなら色んなチョコレートを食せる日としてあっても楽しいと思う。
解説は....
8年目にして妻の自立心から破局を迎えた結婚生活。残された夫は幼い息子の面倒を見るのだが……。離婚と養育権という、現代アメリカが避けて通れない社会問題をハートウォームな人情劇を通して描いた80年の代表作品。ホフマン、ストリープ(助演女優賞)の他、アカデミー作品・監督・脚色賞を受賞。
やっと手に取ることができた名作。
ただのお涙ちょうだいストーリーだと勝手に思い込んでいたせいで、見るまでに何年もかかってしまった。
夫と妻と子供。
そこには、男と女の永遠の課題の一つである"結婚"がある。
やっぱり男と女はホラーだ。
予測不能な終焉。
男と女の違い。
この名作に詰まっているのは涙だけじゃないのです。
夫には分からない妻の突然の行動。
今までの生活が一変するとき、夫は予想もつかない謎に苦しむ。
メリル演じる妻ジョアンナの行動は、男性にとっては自分勝手にしか思えないかもしれない。
が、本当にそうだろうか。
夫のため子供のためだけに家という場所に縛られ自分を見失っていった妻。
パートナーであるはずの夫は自分の方を向いてもくれない。
孤独と、自由を求めてしまう自分の自分勝手さに嫌気がさす毎日。
そんな生活を何年も続ける地獄。
夫はこう思っているだろう。
家族のために働いているのだから妻は妻の仕事をするべきだと。
妻は思っている。
私は妻であり母であるが、それだけじゃない。
私は私でありたいのだと。
実は、妻が悪者だという単純な構図ではない。
ありがちな男と女の溝をうまく描いているだけだ。
そして、70年代~80年代の社会を投影している部分が面白い。
きっと子供がいる家庭を持った女性が社会へ出るということ自体がメジャーじゃなかったのではないだろうか。
私にはいまいち父性が分からない。
母性はわかりやすく明確だが、父性というのはどうもつかみにくい。
個人的に欠落している部分はあるだろうが、もともと父性は母性とは大きく異なる。
傍にいるということで愛情を与えるという形ではなく、子供の生活を支えるために働くという愛の形。
それは、見えにくいものだから信じがたいのではないか。
よく、父親の背中を見て育つという。
それはハッキリと見えなくて、語ることをしないという父性の形からきていると思う。
だからこそ、子供と真正面から向き合わなければならなくなった父親の戸惑いや葛藤は大きいのだろう。
夫婦の愛の証だったはずの子供。
夫婦の終焉の一番の被害者は子供である。
子供に罪はない。
それなのに親の都合で振り回される。
二人だけの問題だったはずなのに、結果的には子供まで巻き込んでいく。
愛し合った男と女の責任は子供にまで一生つきまとう。
愛は、まるで代償の大きい賭け事のように危険で怖ろしい。
ラストが意味するもの。
それは、それぞれの愛の形。
子供への愛情の示し方。
理想だけではどうしようもできない切ない現実を、見ているこちらにまで残していくのだ。
ちぶ~的名演技度5
ダスティンが走るシーンは号泣。メリルが出てるシーンはずっとウルウル!ただ泣かそうとしているわけじゃない繊細な演技に圧倒される。