最近、残業すると空腹でふらふらする。
ゆらりとくる。
そうすると仕事もゆらり...
もう何をどうしたのか記憶がない。
家に帰ってから妙に不安になる日々。
私、たぶん痩せました...
「ひまわり」はそれ以上にすごいゆらり!
というかくらり!
友人にちょうど薦められていた。
タイミングよく無料配信しているのを見つけて何気なく鑑賞。
おったまげ。
画面に釘付け。
なんということか。
戦争に引き裂かれた二人の愛と苦しみ。
ラブロマンスの名作とはこのことか。
私、この映画の話をすると止まらなくなるのでご注意を。
に、憎い。
憎いではないか。
せ、せ、せつねぇよ~~!
と、見終わっても私の心が叫びエコーする。
貧乳だから胸がすぐいっぱいになったのではない。
本当に傑作だったのだ。
戦争が愛の邪魔をした。
運命が愛を変えてしまった。
新しい人生を選んだ男。
待ち続けた女。
そして、過去を背負った男をただただ純粋に愛した女がいた。
これは反戦映画だろうと思う。
が、私はそれだけではないとやはり思うのだ。
ソフィア・ローレン演じた妻ジョアンナ側の立場に立てば、夫のアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)の言い分はただの言い訳にすぎない。
なんでだよ、バカヤローとこっちまで叫びたくなる。
本当に愛していたら時の流れに身を任せたりはしないだろうと女なら思ってしまう。
戦争が確かに人生を変えたのだろう。
だけど、本当にそれだけが理由だろうか。
と、アントニオに若妻と子供がいた時点でそう思わずにはいられない。
もし、小汚いおばちゃんと家庭を作っていたならあそこまで憎んだりはしなかっただろう。
戦争も愛も待ってはくれない。
あの時、あの場所でなければ愛は成立しなかった。
運命に愛されなかった愛....
なんて悲しいのだろう。
ひまわり畑とテーマ曲が包み込む愛の結末が今も目に焼き付いて離れない。
ちぶ~的ソフィア度5
未亡人Verと奔放Verの差がすごすぎて驚く。なんて正直に生きているんだと思ってしまうこと然り。