急にふと目の前にある現実が消えればいいのにと思う瞬間がある。
なんだか面倒で。
自分がぱっと消えたらどうなるんだろうかと妄想したりして。
きっと、世の中はそれでも変わらず何事もないように存在していくのだろうけれど。
もし、そんなことが自由自在にできるのならどんなに楽だろうかと思う時がある。
が、現実逃避をするという妄想で我慢しておこう。
「透明人間」のように本当に見えなくなってしまったら自分さえ分からなくなってしまいそうだから。
これが1933年の映画だというのか。
一体、この透明人間はどうやって撮ったのだろう。
そんなことばかり気になってしまうくらい透明人間のクオリティが高い。
王道の透明人間映画。
きっと初代
現代の透明人間とは違って生真面目です。
どうやら調べてみたら透明人間は視覚効果で創られたものらしい。
映像の技術がなくてもここまでできるというすごさ。
今のCGなんかよりもずっと温かみがある。
透明人間を演じたクロード・レインズが素晴らしい。
顔が最後まで分からないというのもそそられる。
見えない顔とイケメンボイス。
どんどんどんどん堕ちていく姿に萌えずにはいられない。
自由と欲望が手に入る薬。
姿が見えないというシンプルな力は人間を変えてしまうという恐怖。
もし、自分だったらどうするだろうか。
やはりどう考えても悪用すると思う。
それが人間。
悪に阻まれていく自分の欲望にきっと誰もが勝てないだろう。
私ならまず、映画館のタダ見をしに映画館に直行すると思いますけどね。
ちぶ~的透明人間現る度5
わざわざ包帯をとってくれる辺りにサービス精神を感じる。実は裸なのかとドキドキしてしまう阿呆な私。