最近、うまいもんにありつける。
店の当たりがいい。
この前も牡蠣づくしを食べた。
衣サクサクでレモンを絞って食べたら最高においしくてとろけるかと思った。
ずっとにやけてた。
おいしい食べ物というのはこんなにも人を幸せにするのか。
収入がいい女子ほど独身の人が多いのは納得できる。
だって、おいしいものがあれば男はいらん!となるからかもしれないからだ。
一夜の宿を求めてさまよう蟲師のギンコ(オダギリジョー)は、ようやくたどり着いた庄屋で荷をほどいていると、庄屋夫人(りりィ)が片耳の聴力を失った3人の患者の診療を頼みにきた。そして、患者の耳の穴を覗いたギンコは、そこにカタツムリのような形をした、音を喰う“蟲”が付着しているのを見つけ、駆除に取りかかる。
原作を先に見ていたパターン。
気持ち悪いのに、幻想的で独特な世界。
マンガで読んだ時の衝撃は今も忘れない。
沼のように深くて一度落ちてしまったらもう這い上がれない。
そんな人の怖さをも平然と描く貴重な作品。
マンガと映画は違う。
比べるなんて愚かなことはしない。
だけど、この映画はただの冒涜でできているとしか言いようがない。
原作の存在を切り離しても決して許すことができない完全なる無駄作。
エコの時代にこれは有害。
原作の世界を再現しようとしたのか。
原作をもとに自分の「蟲師」を創り出そうとしたのか。
どちらなのかもわからない。
というか監督はちゃんと原作を読んだ上で創ったのだろうか。
内容もないようだが、CGの技術が進歩したこの時代にこの陳腐な映像は一体何なんだ。
私のPCの画面が悪いのなら、あきらめもつく。
だけど、違うだろう。
ただのヘタクソだろう。
生身を感じることができないのだ。
呼吸が聞こえない心理描写。
感情も演技も読み取れないつらさがただただ眠りへと誘う。
泥のように眠った後に、また戻ろうとするのだけど....
あまりの退屈さにまた同じところで寝てしまう始末。
蟲師を無視したい。
見なかったことにしたいと思った。
こんなの初めて。
という言葉は、男子が女子に言われたいロマンあるフレーズなのに。
クソみたいな映画を評価するときにこの言葉を使ってごめんなさい。
と、ラブに溢れている人たちに謝罪します。
ちぶ~的ムシムシ度0
蟲の怖さがどこにもない。空っぽな映像に蟲は宿らないということになぜ気づかないのだろう。