子供のころはよくパズルをして遊んだ。
だけど、必ず最後になるとピースがないことに気づく。
一つでも無くすと完成しないパズル。
もし、私がこの映画「パズル」の世界にいたらすぐ殺されちゃってますね。
いつもチープな感じだけれど、山田悠介原作の映画は見るようにしている。
さすがに、日本のスティーブン・キングとは言い難いんですけどね...
だって、映画化した作品はものすごいたくさんあるけれど映画としても成功している作品って少ないんですよね。
これも....
本だったらよかったかもしれません。
驚くほどに残酷。
邦画ホラーでここまでする監督はあまりいない。
と、思ったら「先生を流産させる会」を創った内藤瑛亮監督作品だった。
まぁ、タイトルからして敬遠していて「先生を流産させる会」はまだ見てませんが。
でも、この映画を見てそっちも相当残酷なんだろうなということは分かりました。
ハッキリ言って、これは邦画だから驚くだけでこんな感じのネタのホラーは海外作品ではゴロゴロ転がっている。
同じ日本人が演じているから妙なリアリティを感じて後味最悪になってしまうだけだ。
意味不明で狂っている。
理解不能で気持ちが悪い。
そんなシーンの連続だ。
でも、こんな事件は実際にあるんじゃないだろうか。
本当の怖さはそこにある。
発端も事件も現実ではありえないと否定することができない。
それが一番胸糞が悪い。
人を恨むのではなく罪を恨めなんてきれいごと。
もし、自分が被害者だったらどうだろう。
その怒りはどこに向かいますか。
もし、愛する人が被害者になったら...
そう考えると、この作品がただの残酷映画だなんて言えないはずである。
ま、出来は微妙な気もしますけどね…
ちぶ~的残酷度5
もう見たくないけどね。特に、女性は見なくてもいい気がします。映画としては好きじゃないけれど、こういう映画もないといけないとは思う。