私の目が死んでいる。
乾燥と疲れで老いが目に出ている気がする。
最近、怒りが目から出ることは少なくなったのがせめてもの救い。
自分が写った写真も目がブス。
毎度、いやになるから写真はめったに撮らないけれど。
元からだからしゃーないんだな。
努力でなんともならないことは世の中には結構ある。
「メビウス」もなんともならないことに直面したスパイの話。
あらすじは...
ロシア連邦保安庁の諜報員グレゴリー(デュジャルダン)は金融専門家のアリス(フランス)に、資金洗浄疑惑のある男に近づき監視してほしいと依頼。やがてグレゴリーとアリスは恋仲となり、任務に重大な危機を招いてしまう・・・
恋は盲目。
スパイは恋をしてはいけない。
007シリーズのような恋愛なら安全だったのかと気付く。
色気が垂れ流し状態な男こそ恋は危険な誘惑となる。
ってアクションでもサスペンス映画でもなかったことに驚愕した....
大失敗。
ツタヤだけのレンタル商品はやはり微妙&駄作が多い。
信じられないほどのコテコテ恋愛。(にしか見れなかった)
フランスの濃厚さは鬱陶しいほど甘いチョコレートに似ている。
苦いコーヒーで甘さをかきけそうとしても後味は必ず消えないのだ。
渋いムッシュにやられるマドモアゼルと呼ぶには年がいきすぎている肉食女子。
ムッシュの匠の技に陶酔。
「ワナオトコ」の絶倫版である。(私的に)
まさかの「オーガニズム」の連呼に苦笑いしかできない。
肉食女子は、もう技に虜なのだ。
ムッシュは終始クールなので途中までは007みたいに女をあしらって国の陰謀に立ち向かう的な男だと思い込んでいた。
ところがどっこい。
私が最も苦手な展開に陥ったので、私は大きな眠りに突入したのである。
劇中では性への突入が行われていたのである。
最初から真面目方面で見ていたスパイなストーリーは後半ただの飾りだったことに苛立ちを感じざる負えない。
本物の恋は衝動を抑えられない。
どんな仕事をしていようとどれくらいお金を持っていようと何歳だろうとそんなことは関係なしにいきなりその日はやってくる。
もし、恋の衝動に逆らうことができたらならそれは本物の恋ではないのかもしれない。
そう考えると、恋は大がかりで危険な罠である。
ちぶ~的メラメラ度5
燃える恋の炎。どうしてもベッドシーンだけ印象に残ってしまったのは私の偏見のせいでしょうか。