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師匠殿、ご用心「料理長(シェフ)殿、ご用心」

吐き出した、吐き出した。

 

溜まりに溜まったうっぷんを師匠に。(私の元教育係)

 

もう会社を辞めてしまった人にだからこそ言えることがある。

 

同志と一緒に日頃の愚痴を師匠へ言いまくり。

 

久しぶりに会ったのに、私たちは爆弾を持って行ったのである。

 

ランチはおいしかったと思うので許してもらおう。

 

師匠、ごめんなさい。

 

私、結構限界来てたみたいです.....

 

 

「料理長(シェフ)殿、ご用心」も用心しなくてはいけない。

 

いつ、何時、だれが爆弾を抱えているのかは分からないのだから。

「料理長(シェフ)殿、ご用心」

解説.....

大の美食家として知られる料理雑誌の出版社を経営するマックスは、自ら選んだベスト4のシェフを集め、晩餐会を開いた。しかしその夜を境に4人のシェフが次々と殺されてゆく……。

 

 

食は欲をそそる。

 

おいしい料理は人を幸せにする。

 

だからこそ、情欲にも似た食欲は怖ろしい。

 

美味は、人を食らう。

 

料理に見立てた殺人事件。

 

忍び寄る魔の手。

 

異様に思えてくる軽快で愉快なテンポは隠し味。

 

 

目で見る料理が並ぶ。

 

食せない映画なのに、匂ってくる美味。

 

食材選びは、まるで殺人の事前準備のように映る。

 

美女と美男のおいしいセックス。

 

食欲と性欲の密室な関係を感じる。

 

雰囲気はずっと明るいのに結構残酷な死体が転がるおかしさ。

 

このアンバランスとも取れるようなサスペンスは、私の大好物だった。

 

 

シェフはアーティスト。

 

生み出すのは芸術大作。

 

料理は目で耳で味で感じる。

 

それを食すという行為は、欲を満たすということ。

 

人間は食という生きがいは死ぬまで捨てられない。

 

おいしい料理は、当たり前のように必要なもの。

 

一流のシェフがその得意料理と同じ調理方法で殺される。

 

まるで、料理を憎んでいるかのように。

 

食は、バランスが良ければ人を健康にする。

 

が、バランスが悪いと命まで蝕んでいく。

 

実はシェフも殺人者と言えるのかもしれない。

 

最高の料理には、最狂の殺人が添えられる。

 

愛も食も偏ってはいけない。

 

美しく見えるものこそ、ご用心。

 

 

ちぶ~的美味度5

殺人と料理は相性がいい。ヘンテコなシェフたちのキャラも楽しくて飽きない。