がめつい奴っている。
飽きれるくらいにセコイ。
堅実とか節約と言えばきれいに聞こえるけど。
やりすぎると、好感度がただ下がるだけ。
おごってもらったり、頂き物をもらったりできるのは相手の人の気持ちをもらっているのと一緒。
せめて感謝の気持ちを持たないとただの常識がない人になってしまう。
あげた人だって見返りは求めていないだろうけど、せめて何かかしらのお返しはするのがふつうだと思う。
ケチは人間関係もケチる。
知らない間に人が離れていく。
ただ自覚もないだろうし、気づきもしないだろう。
「ダークシティ」の主人公のよう。分からないというのは怖い。
解説......
暗闇の中、目覚める一人の男。自分が誰なのか思い出せないまま、その男は「早く逃げろ」というの電話に追い立てられるように漆黒の街をさまよい続ける。次々と出会う人物は謎めき、妻と名乗る美しい女の記憶すらない。いったいこの街で何がおきているのか? そして黒づくめの奇怪な集団はどんな目的で男に迫るのか。やがて男の目の前で街が奇怪に変形を開始した。失われた記憶を取り戻した時、謎はすべて解けるのだろうか?
分かんない。
そこから始まるストーリー。
自分は一体なんだったのか。
いきなり放り込まれた別世界。
記憶の居所を探す。
この街は暗闇。
行先の分からない迷宮。
それでも答えが欲しくて探す。
記憶は生きてた証。
掴みたい真実。
目覚めたら、風呂の中。
シュチュエーションがすでにおいしい。
脳みそは空っぽ。
すべてに見覚えがない。
電球の揺れが不安定さを象徴する。
信じていた記憶。
信じたい記憶。
蘇る過去。
どれも嘘くさくて砂のように落ちていく。
記憶がなくても美しい妻は手放したくないのは男の性か。
B級な雰囲気とこだわりが感じられる造形に惹きつけられる不思議な魅力がある。
主演を演じたルーファス・シーウェルの風貌がこの作品にはぴったり。
ギョロ目がさら にこっちを不安にさせる。
キーファー・サザーランドは鬱陶しいやりすぎ感なのに見ているとクセになる。
ジェニファー・コネリーは、安定感のある演技で安らぎを感じさせるベテラン。
この三人のバランスがとてもいい。
世界観を邪魔しない。
好き嫌いが分かれるだろうが、私は好きだ。
心は記憶でできているのか。
人はどこで心を通わせているのか。
今ここにいる自分は....なんだ?
世界は、すべては、どこにあるのだろう。
求めれば求めるほど遠ざかっていく。
それでも失いたくないものだけは最後までしがみついてくる。
透き通った海。
まぶしい太陽。
目が眩みそうなくらい美しい愛に酔いしれる。
そして、人はどんなときでも愛の中にいたい生き物なんだと知る。
ちぶ~的暗暗度5
灰色の世界にうずまきの死体。世界観はかっこいいんだけど、シンボルがうずまきって....せっかくの雰囲気が台無しのような。出口のない渦はなんともダサイ.....