今年の目標は確か結婚だった。
気付けば10月。
太陽のようにまぶしい幸せはどこに?
今年も暗がりで終わるのか、コノヤロー。
いつになったら私は陽の当たる場所へ行けるのか。
不安ばかりが募る。
割に、人見知りなのでインドア。
それがいけないとわかっていてもモアモア映画生活。
一人映画鑑賞から抜け出せないでいる。
いないかなぁ。
同じレベルくらいの映画好きでナイスガイ。
いたら今年の目標、達成しよう。(と、毎回言っている気がする...)
「サンシャイン2057」のようにせめて、今年は無理でも地球が滅亡する前には目標達成したいじゃん。
あらすじは....
ダニー・ボイル監督の隠れた秀作。
yahoo!映画では酷評ばかり。
確かに好みで決まってしまう作品かもしれない。
一見、キレがないように見えるボイルのSF。
しかし、そうだろうか。
その与えられた時間にこそ意味があった気がしてならない。
太陽に照らされてきた地球。
近未来ではその太陽が消滅する。
穏やかな不信はじわじわと照りつける太陽のように逃げ場がない。
そこへエリート8人。
その中に真田広之がいるというおまけつき。
天才たちは知識はあれど、やはり協調性には欠ける。
自分の頭の中だけで生きてきた天才たち。
それだけでは使命は務まらない密室空間。
追い込まれれば追い込まれるほど、今までの自分を保てない。
窮地に追い込まれれば、バカも天才も一緒である。
天才 のポカミスから始まる危険。
シビアになっていく命の選択。
太陽の光が当たらない場所で人間の闇がちらつく。
主人公のキャバ役のキリアン・マーフィーは絶大のオカルトパワー。
何がって顔がそのものなのだ。
この人が恐怖に震えるとそれだけで怖い。
すぐにでも割れそうな繊細な神経にビビる。
カネダ演じた真田広之のサムライ精神にはグッとこずにはいられない。
出番は少なめでもしょうがない。
そこは宇宙船と同じくハリウッドもシビアなのだ。
今では主役級の俳優が出演している豪華な任務。
一人一人のキャラ描写も控えめだがバランスはいい。
照らし続ける太陽。
熱いオレンジの光。
自然は自然に機能しているわけではない。
神の御業を否定できない。
そこには、人間が踏み入れない領域がある。
人間が介入すると、世界のバランスは狂う。
すべてに支えられ地球は呼吸している。
さらにそれに生かされている人間。
見えないくらい明るくてどうしようもなく神々しい自然のパワー。
あそこからは神の領域。
愚かなものさえ喰いつくす最強の産物がそこにはいる。
ちぶ~的ギンギラ度5
ギラギラしてんだから、さりげなくなんかない。当たり前のものがなくなる恐怖。真夏の太陽に殺意を感じてごめんなさい。