たま~にジムの帰りに夜空を見上げると......
ピカっ。
と、飛行機ではないような円盤みたいなものが見える時がある。
そして、いつの間にか消える。
果たして、それは一体なんなのか。
UFOかもしれないと期待する。
宇宙にはロマンがある。
未知なる世界へ想いを馳せる。
しかし、油断してはならない。
「宇宙戦争」の宇宙人のように友好的とは限らないのだから。
解説.....
火星人の侵略を描いたH・G・ウェルズの原作を、「地球最後の日」のジョージ・パルが映画化した50年代SF映画の名作。突如飛来した隕石の中から出現する奇怪な円盤群。それは、圧倒的火力で街を焼き払い、軍隊をも壊滅させていった。最後の手段と思われた原爆でも駆逐できず、世界各地で破壊が続く。遂に人類に打つ手は無くなった……。
先にトム・クルーズ主演のリメイク版「宇宙戦争」を見てしまった。
それなりだった気はするものの新鮮さはなかったので印象は薄い。
オリジナルを見て思う。
やはりリメイクというのは難しい。
その時代にしか出せないものがある。
現代に「宇宙戦争」は必要なかっただろう。
オリジナルの味わいは年月が経ったからと言って倍増するわけではないのだから。
いきなり火星人に侵略される。
人類というのはちっぽけだ。
宇宙から見たら人間なんて何もできない生き物でしかない。
逃げることしかできない。
たとえ、かわいい宇宙人でも。
ちょっと安っぽくてすぐ壊れそうな宇宙船でも。
勝てそうで勝てないのだ。
ただ泣きわめく女。
最後まであきらめず生きようとする男。
きっとどちらかの行動しかとれない。
無力。
選択肢すらあまりない。
人間は人間が高等動物だと思っている。
地球上ではそうかもしれない。
だが、宇宙ではきっと足元にも及ばないのだ。
古典SFにあるそこでしか味わえない時代が恐れた侵略。
おもちゃみたいなピカピカ光線にやられる。
エイみたいな凶暴でかわいい円盤。
そういえば、エイに不思議な魅力を感じるのは宇宙っぽいからかしら。
もしやエイも宇宙の産物かもしれません。
ちぶ~的ごゆるり度5
宇宙戦争というタイトルの割にはゆったりとした感じがしてしまう。一番緊迫してたのはヒロインらしきうるさい女だった気がする。