母のPC、最新型。
厄介。
アップル社のマックを真似したアメリカかぶれPC。
心底腹が立つ。
2,3回サインインの時のパスワードを間違えただけでブロックされた。
おかげで再設定するのに1時間もかかった...
こんなに分かりにくいもの作るな。
誰のためにPC作ってんねん。
顧客の顧客による顧客のためのPCでしょうが!
「鬼龍院花子の生涯」の松恵のように、あの名ゼリフを吐きたくなりました。
解説......
宮尾登美子の同名小説を五社英雄が映画化。夏目雅子のセリフ「なめたらいかんぜよ」は流行語となった。土佐の侠客である鬼龍院政五郎は、大正10年に松恵という養女を取った。松恵は政五郎の身の回りの世話をしながら成長する。政五郎は末長という男と対立していたが、末長の妻が経営する料亭からさらった娘つるを妾にした。つるは翌年、政五郎の娘を出産。娘は花子と名付けられた。花子が女学生になったころ、政五郎は高校教師の田辺と知り合い意気投合、十六歳になった花子の婿にしようとする。しかし田辺は松恵と愛し合うようになっていた。
母、イチオシの任侠映画。
ジャケットからして娘に薦めるのはどうかと思う。
有名なセリフは知っていたものの映画は見たことがなかった私。
なんだかんだで見てみた。
「鬼龍院花子の生涯」というより松恵の生涯。
花子ちゃんはブサイクで結構どうでもいいのだ。
あえて花子の生涯にしたのは松恵の優しさか、嫌味か。
こうなると善人キャラの松恵は本当は狡猾だったのではないかと疑わしい。
思うに、本当の任侠はそこじゃないだろうか。
夏目雅子の清純さと透明感。
おっぱいポロリ。
そこが普通の見どころ。
私はそんなことより志麻姉さんのところで涙がポロリ。
やっぱり志麻姉さんは、カッコイイ。
まさに極道の女。
冷酷そうな顔の下に一途な女としての情が溢れる。
前が見えないくらいの号泣。
人間とはそういうものだと思う。
複雑で表面だけでは分からないことばかり。
だからだろうか。
夏目雅子演じた松恵が分からない。
善人すぎて逆に怖い。
あの環境で育って、”お父さん”、”お母さん”なんて感謝できる気持ちが分からない。
私なら.......
呪うぜよ。
DVのようにたとえ日常的に暴力を受けていても、一瞬優しくされれば離れられなくなってしまう心理と同じだろうか。
生きるためには父と母として愛さねばいけなかったということなのだろうか。
あの名ゼリフ、「なめたらいかんぜよ!」は意外なところで出るのだ。
本当になめている人はその人ではないだろうし。
なめられていたのはだいぶ前からだと思う。
あれは、一種の目覚めだ。
血は流れていなくても結局自分も極道の女。
理不尽で汚くて。
いい子ちゃんではやってられない不遇の人生。
本当に強い女は逃げたりしない。
負けないように生きる。
堂々と立ち向かう。
なめられるのだけは、自分の誇りが許さないから。
ちぶ~的父ちゃんどないやねん度5
父、政五郎演じた仲代達矢のハジケっぷりがすごい。途中、楽しくなってきちゃった感。あのエロさはさすが。