久しぶりにクレームの電話をとった。
前の職場では日常茶飯事だが、ここでは珍しい。
まぁ、私の担当ではないので折り返すと伝えるだけなのですが....
電話を切ろうとしたら、壮大なストーリーを15分以上も聞かされた。
丁寧で乱暴な人ではないけれど、神経質な人らしい。
クレームの常連客なようで、前回と少しでも変わったことがあれば伝えたいようだ。
電話ではオーバーな方が吉。
見えないであろうキラースマイルを武器に、うまい具合に電話は切った。
このスキル、マジでいらない。
どっと疲れた。
笑顔の代償は大きいのだ。
「キラー・スナイパー」みたいに、相手が変態野郎ではなかったのでよかったかもしれない。
解説....
「エクソシスト」で世界的に有名なウィリアム・フリードキンが監督した日本未公開作品。原作戯曲を執筆し脚本を手がけたのはトレイシー・レッツ。主演はマシュー・マコノヒーとエミール・ハーシュが務めた。博打のせいで多額の借金を抱えるクリスは、実の父とその再婚相手である義母に、保険金目当ての実母殺害計画を打ち明ける。別れた母親の保険金は、父親に引き取られた頭の弱い妹ドティが受取人になっており、それを横取りしようというのだ。現職の刑事でありながら、金のために殺人を請け負う“キラー”ジョー・クーパーに母の殺害を持ちかけるが、彼は報酬を前金で受け取ると言い出した。
「リンカーン弁護士」ではクールでセクシーな弁護士を演じたマシュー・マコノヒー。
役柄的にいつも同じようなのばかりで私は、マンネリしていた。
それは本人もそうだったのかもしれない。
だって、この映画では真逆と言ってもいいくらいの別人。
監督はウィリアム・フリードキン。
78歳だというのにこのトゲトゲ感。
二つの驚き。
二つの誤算。
ブラックすぎて下衆すぎて笑うしかない。
きっと邦題をつける人たちは頭を抱えたのだろう。
本来、イケメンキャラが多いマコノヒー。
日本では、特にラブコメのイメージが大きいかもしれない。
が、全く持ってキラースナイパーというタイトルからは想像できない内容になってしまっている。
ハッキリ言おう。
スナイパーは、あまりというかどうでもいい。
問題は、そこではない。
カウボーイハットは一応かぶっている。
いかつい拳銃も持っている。
が、本当の武器はそれじゃない。
フライドチキン攻撃は一品すぎて笑っちゃうくらいだったけど。
これは、ブラック中のブラック。
下衆の極みです。
覚悟して挑みましょう。
あなたのマコノヒーはどんな顔をしていますか。
あなたのパートナーの顔は、本物ですか。
もしくは、あなたの顔はあなたの通りですか。
死には代償が伴います。
そして、思いもよらない崩壊が待っているのです。
ちぶ~的馬顔度5
いつもと違うマコノヒーに釘付けと同時に失望。なんでこの役、引き受けたんだろう....好感度、絶対下がったな。ドスケベに見えるのは馬顔のせいだけではないかも。