なんでこうもブラック会社にばかり就いてしまうのか。
性格的に負けず嫌いだからどこに行っても頑張るけれど、やはり限界はかなり早くきてしまう。
下衆な奴と仕事はできない。
というか長続きしない。
生気を奪い取られ、気付いた時には何も残ってなかったりする。
もうそんなのは御免だ。
わがままだと言われてもせめて普通に仕事できる会社がいい。
いつかはそんな会社に巡りあえると信じたい。
「ゲスト」の継母もかなりの下衆女なんで、イラっとしますね。
あらすじは...
病に臥していた母親を自宅の火事で亡くしたショックで精神のバランスに変調をきたし入院していたアナ。退院後、父親とその新たな恋人レイチェル、そして姉アレックスの待つ湖畔の家に戻る。最愛の母親を亡くした悲しみも癒えやらぬ姉妹に対して継母気どりのレイチェルと、彼女と仲睦まじく振舞う父親に反感を抱く彼女たち。レイチェルはときに鬼の形相で敵意をむき出しにする、姉妹以外には見せない顔があった。そればかりか、死んだ母親の亡霊が家の中に現れアナに何かを訴えようとする・・・
韓国映画の「箪笥」のリメイク版。
韓国版が傑作だっただけに、オリジナルを先に見てしまった人はどうしても物足りなさを感じてしまう。
箪笥ワールドは韓国映画独特の陰湿さと抑圧された世界が十分に生かされていた。
が、アメリカに渡っただけで価値が薄まってしまう。
結末を知りながら見るのは意味がない作品。
だが、リメイクとしては忠実でアメリカらしさもあるのでオリジナルを知らない人にとっては面白いかもしれない。
トラウマというゲスト。
愛する人を亡くした悲しみは大きな代償を残した。
すでにほかの女と結婚しようとしている父親。
気に入らない継母気取りのレイチェル。
自分の居場所であったはずの家が心を狭くする。
唯一の見方は姉だけ。
死んだ母親が化けて出る。
導かれるように家族を疑い始めるアナ。
アナの視点で進むストーリー。
アナから物語を読み解く。
驚きの結末。(本来は)
オリジナルを知っているので私は驚かないが、意外に丁寧に再現しようとしているところには好感がもてる。
「箪笥」はレベルが高い心理描写で混乱した。
見終わっても結局どういうことだったのか明確にはならなかった気がする。
が、これはその点わかりやすい。
やはりハリウッド版は親切に作られている。
い いか悪いかは別として。
謎が解けたときにはなるほどと思えるだろう。
「箪笥」のよくわからなかった部分をこのリメイク版で納得させるにはいい材料になる。
増え続ける二番煎じも使い方によっては便利なものになるのかもしれない。
ただ、オリジナルを超えるものは絶対にできないのに金儲けのためにリメイクを量産することには賛成できないけど。
と、言いつつリメイク版はオリジナル版を愛していればこそ見てしまう。
これぞ、下衆の極み。
ちぶ~的ゲスゲス度5
ゲスがゲスなのか。本当のゲスは誰なのか。ギスギスした人間関係がダークに引き込んでいく。