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派遣の女/ちぶ~の驚愕「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」

いきなり派遣会社から更新の契約書が送られてきた。

 

確かに、条件が変わらないなら続行でいいと担当者に伝えたが。

 

結果を知らないまま、書類が先に来たのでびっくり。

 

まぁ、今年は無職にならずに済みそうですが。

 

この会社の社員になるのは遠慮したいので、契約が切れるまで次の仕事を考えなければと思っています。

 

こういうときっていつも思う。

 

永久就職がしたい....

 

というか、逃げ去りたい。

 

働くって本当に楽じゃありません。

 

 

「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」のように、ただ仕事をすればいいってことではないですからね。

「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」

 

解説.........

フランスの名匠C・シャブロルが、ミステリーの女王ルース・レンデルの小説をもとに映画化したミステリー作品。カトリーヌは、工場主の夫ジョルジュ、ジョルジュの先妻の娘ミリンダ、そして高校生の息子ジルと快適な館に住み、自らもギャラリーのオーナーを務める理想的な現代女性。そんなある冬の朝、彼女は新しい家政婦ソフィーを迎えに駅へと赴いた。仕事ぶりは完璧で、その上真面目で善良そうなソフィーに一家は満足するが……。

 

フランスのミステリーは、繊細でえげつない。

 

静かな沈黙と迫る狂気。

 

コンプレックスが女をつき動かす。

 

孤独が女を目覚めさせる。

 

館にやってきた侵入者。

 

女は寂しい。

 

その渇いた空虚は、恐ろしい悲劇を呼ぶ。

 

オープニングで出会う二人の女。

 

別世界の人間が出会う時。

 

無表情で寡黙な女と裕福で華のある女。

 

支配者と従属者の関係は、最初から緊張感を与える。

 

家政婦のソフィーは、何も語らない。

 

他人を寄せ付けようといない。

 

どうせ、誰も自分を理解できるとは思っていないから。

 

その隙間に入り込んできた、もう一人の女ジャンヌ。

 

自分の不幸を他人の幸せのせいだと信じている。

 

二人の荒んだ心が一つになる。

 

気づいてなかったことに気付いてしまうソフィー。

 

加速させるジャンヌ。

 

怖ろしい女の友情は、どんどん道を踏み外し破壊へと進む。

 

 

生きることは罪を背負い続けること。

 

誰にでも罪はある。

 

自覚をしているかどうか。

 

どんな人だっていつも安らぎを求めている。

 

見ないふりをしていても逃げれない孤独。

 

惨劇は、館で起きる。

 

閉じ込められた狂気。

 

その扉は、決して開けてはならなかったのに。

 

 

ちぶ~的フレンチミステリー度5

これぞ、おフランスの真骨頂。美しい景色に壮大な音楽。静かに迫る恐怖。日本では絶対にできない要素がミソ。