今まではずっと土日祝日休みの仕事。
この連休が存在しない仕事は私にとって過酷である。
趣味に多忙。
飲み会に多忙。
友人と遊ぶので多忙。
連休があると一日遊んで、もう一日は家でゴロゴロできた。
今はそんな時間は皆無。
ゴロゴロガールは、ゴーゴーガールに。
仕事の疲れより遊びの疲れがとれない。
時間が足りない。
いつか人間は寝なくても、美容を保てるシステムになってくれないだろうか。
顔で全部バレちゃうから。
「ゴア・ゴア・ガールズ」 は、寝ても寝なくても顔面をえぐられるので、そんな心配は不要ですがね。
解説.....
美女が残虐な手段で殺される、という事件が起こる。事件を追う刑事を嘲笑うかのように、謎の殺人鬼は次々と美女を毒牙にかけていく……。H・G・ルイスによるスプラッター・ムービー。
探偵もののルイスのスプラッター・ムービー。
アップテンポ。
ちょっとコメディ。
今までのルイスとは違って見やすい系。
惨殺シーンは長めに。
グロはふんだんに。
エロは、気前よく。
そこはやはりルイスのこだわり。
タイトル通り、これはゴア・ゴア・ガールズ。
血は、狂気のかたまり。
皮むきではなく、目ん玉をむく。
ピーラーは使わない。
ナイフの方が意外にきれいにむけるんでね。
料理の話ですけども。
殺人も一緒らしいです。
欲望の対象。
欲すれば欲するほど破壊していく。
真っ赤なガム風船は、染まっていく恐怖。
異様なほどグチャグチャに切り刻まれる顔面。
やたら長いこだわりの殺戮。
長すぎて眠くなるストッリーパーの裸体ダンス。
エロがさらに加速させる狂気。
いつだって美や性は儚く不確かなもの。
求めすぎるとそこは麻薬のように終わりがない絶望が待っている。
唐突すぎる結末。
超絶ゴアに、なんだかゴワゴワした不快感。
無理やりな潔さはルイスの謙虚さか。
ラストはほんわか。
それはルイスの優しさか。
どちらにしても、私はまたルイスの所業に驚かされたのである。
ちぶ~的ゴアッゴア度5
グロになれている私でも、この時代のスプラッターなのにグロッグロなシーンで体が反った。あの音が想像力を駆り立てるので、ホットドックを食べながらの鑑賞は控えた方がよさそうです。