最近気に食わないジョニー。
度重なる駄作出演と若い女に走るという罪。
私の不動のはずだった愛は遠く彼方へ。
良作が続く今夏。
と、同時に駄作ハンターの血が騒ぐ作品もチラホラ。
「ローン・レンジャー」は今夏の大一番。
けちょんけちょんにしてやろうとポイント鑑賞(0円)で挑だ次第。
あらすじは......
幼い頃に遭遇した悲しい事件への復讐(ふくしゅう)をもくろむ悪霊ハンターのトント(ジョニー・デップ)は、そのスピリチュアルな力で死の一歩手前の男、ジョン(アーミー・ハマー)を救う。正義感の強いジョンは、目的を達成するためならどんな手段も用いるトントと衝突するも、愛する者を奪われたことで豹変(ひょうへん)。マスクを装着し“ローン・レンジャー”と名乗り、トントと一緒に巨悪に挑む。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの再来。
というか同じ風。
今回は、「白雪姫と鏡の女王」のダサ王子だったアーミー・ハマーが相棒。
メイクがマスクが挑む超娯楽アクション。
素顔は見せない。
すっぴんは彼氏に見せない女子の配慮と同じく。
鳥は頭に。
最新のファッションの如く。
香る、香ってる駄作臭。
私のうずく駄作ハンターのハンター心は、意気揚々と舞ったのである。
また、ヘンテコメイクのジョニー。
この男は懲りない。
そして飽きることを知らない。
素肌で勝負できないのは年のせいか。
毎度主役を食ってしまう主役ハンター。
今回は、ダイエット中。
控えめで主役を引き立てる。
意外に地味で驚く。
主役に限界を感じ始めている模様。
相棒は、困り顔のアーミー・ハマー。
女子の困り顔メイクは流行っているようだが、男の困り顔はただのヘタレに見える。
だけど、不思議。
ジョニーよりも身長が高くて、実は容姿端麗。
ずっと見ていると男らしく見える。
困り顔がマスクで隠せたからかもしれないが。
おとぼけ顔も愛嬌たっぷり。
復讐劇だったのかオカルトだったのか。
どちらでもないという難解さ。
迷信深い男と正義を貫く男の西部劇。
自然のバランスが崩れているらしいが、ストーリーのバランスも崩れてる。
軽いんだか重いんだか分からない。
駄作だったのかさえ微妙すぎる。
2時間半という尺が敗因の可能性大。
でも、これはきっと普通だ。
軽く見れて疲れない、そんな映画。
観客にあぐらはかいていない。
律儀に真摯に見せてくれるところは好感度大。
イマイチ、駄作狩りできなくて残念。
ちぶ~的ナイスホース度5
ナイスキャラは白馬!あの表情がかわいい。一体何ポジションなのかはよく分かりませんけどかわいいから許す。