休みが終わる。
一週間もあったのに、終わるのは早い。
今日は、昨日の疲れがとれず何を見ても寝てしまうし。
最後の休みを無駄にしてしまった.....
お盆休暇中は、ジムが休みだったから夜走りに行こうとか思ってたのに。
夏バテ気味で一回も走りにいけなかった。
無念。
そのかわり、十分遊んだけども。
むしろ、遊びすぎた代償だろうか......
「エル・トポ」も、トホホとなるくらいの難解さだった。
あらすじは.......
銃の名手エル・トポ(アレハンドロ・ホドロフスキー)は、一人息子(ブロンティス・ホドロフスキー)を連れて旅をしていた。あるとき、彼は住民たちが山賊によって虐殺された村を通りかかり、エル・トポは修道院を占拠していた山賊の首領との決闘に勝利する。やがて彼は息子を置いたまま、首領の女を連れて再び旅に出る。
アレハンドロ・ホドロフスキーの代表作。
監督と主演もした伝説的なカルト映画。
息子役も本当の息子。
思い入れが感じられる強烈な作品。
自分から創りだした”誕生”。
一回じゃ分からない。
何回も見たくなる。
途方に暮れるほど難しい。
それなのに、引き込まれる神秘的な世界。
生まれながらに罪をもつ人間。
生きれば生きるほど罪を重ねる。
常に欲望に支配され、与えることよりも奪うことの方が多い。
裸の子供は、生まれたての罪か。
背負うのをやめても、逃れることはできない。
たとえ、自分が生まれ変わっても他の人間は変わらない。
罪に生き、罪に死ぬ。
私の足りない脳みそで予測すると、これはキリスト映画だったのだろう。
砂漠のガンマン。
人生の道のりは険しく長い。
モグラのように、求めていた場所を必死で探している。
それなのに、その場所を見つけて顔を出しても眩しくて目が開けられない。
現実に目が眩む。
現実は想像を超える異次元の支配からの解放。
誰もが全能の神を求める。
いると信じたくて。
裸の王様みたいに自分が見えていないだけなのに。
人間は愚かで罪深い。
砂に埋まった鏡。
そこに映った現実は本物じゃない。
砂で埋もれた欲だらけの現実は、埋まって見えなかっただけ。
神ですら人間から奪えなかった欲。
その絶望は、変わることがない罪のかたまり。
ちぶ~的超カルト度5
見れば見るほど味わい深い。難解な描写の一つ一つに意味がある。合わない人はただただ途方にくれる映画である。