あぁ、苦手。
新しい人とか。
新しい場所とか。
新しいもの好きだから、果敢に挑戦するけど。
やっぱり最初は、かなり緊張する。
秋田人ってそもそもしょしがり。(しょしがり=秋田弁で恥ずかしがり屋という意味)
だからしょっぱなからガンガンくる人がいると、どうしても2、3歩下がってしまう。
私はそんなに行けないんだゼ。
一度一緒に酒を飲みに行ってしまえば、案外打ち解けるのは早いかもしれない。(コレ、秋田人あるある)
これでも、マシにはなったけど。
自分が面倒なので、人見知りを直したい.....
恥じらいは、いつになったら捨てられるのだろうか。
「SHAME -シェイム-」の恥は、恥ずかしくもなれないくらいのエゲつない苦悩。
あらすじは......
ニューヨークに暮らすビジネスマンのブランドン(マイケル・ファスベンダー)は、プライベートのすべてをセックスに費やしているほどのセックス中毒状態。そんなある日、ブランドンのアパートに妹のシシー(キャリー・マリガン)が転がりこんでくる。恋愛依存症でリストカット癖のあるシシーとの生活で、二人は激しくぶつかるようになり……。
依存症はなんでも精神を蝕む。
アルコール、ドラッグ、セックス。
一番厄介なのはセックス中毒ではないだろうか。
タイトル通り、"恥"が絡む。
快楽を求め続けるのは、解放されたいから。
やがてそれは快楽ではなくなり、苦痛という暗闇に閉じ込められる。
一度、入ってしまったらすべてが見えない。
その入り口からどうやったら出口までたどり着けるのか。
本当は、出口を探すより入口を探している気がする。
いい体。
いい男。
そこそこ金持ち。
そんな奴は贅沢にセックス依存症になりやがる。
貧乏で誰も見向きもしないような男は、セックス依存症にはなれない。
簡単に女を捕まえる。
快楽はブランドンにとっては、いつも手軽だ。
だから深みにはまった。
愚かで傲慢。
共感は、しにくい。
特に女性は。
広がりすぎたその欲望は歯止めが効かなくなる。
本当は、快楽が欲しいわけではないのに。
満たさないと、自分と向き合わなければならなくなる恐怖。
快楽を取り上げられたら、孤独しか残らない。
哀れな男の心は、いつもあの音楽のように漂い行くあてもない。
愛はセックスとつながっているはずなのに、この男にはそれがない。
不確かな愛は、ブランドンにとっては脅威なのだ。
完全に別離された愛を取り戻すものは何か。
やはり、人は一人では生きていけない。
本当に大切な人を失ったら、それこそ生きる意味さえ失うだろう。
恥知らず。
本当の恥を今まで知らなかった罪。
愛で失ったものは、愛でしか救済できない。
ちぶ~的俳優パワー度5
マイケル・ファスベンダーのとことん演技が強烈!体に熱狂!キャリー・マリガンの幸薄演技は絶妙!でも、ポッコリお腹が気になるよ。