無言疾走。
ただ走る。
痩せることが目的でも運動不足解消のためでもない。
最近は、仕事で発散できない活力をぶつけてる。
いつか走り続ければ、どこかに辿り着くんじゃないかと思ったりして。
行先はまだ決めてない。
というか、考えてもまったくわからない。
でも、分からない時間も大切だと思っている。
どんなときも失望もあれば希望もある。
「サイレント・ランニング」 の世界とは違って、地球には自然がある。
それだけで最初から人類には希望がある。
解説......
地球から緑が消えて久しい未来。植物は宇宙ステーション内のドームでわずかに栽培されているに過ぎなかったが、遂にそのステーションも放棄の命令が下る……。「未知との遭遇」等の名特撮マン、ダグラス・トランブルの初監督作品。
地球から自然が消える。
食べ物は人工物。
そんな未来が遠くはない気がしている。
もう一度地球に緑を取り戻したい男。
人工物で満足している者には分からない野望。
自然が与える力。
ヒリヒリする怖さと痛烈な皮肉が問いかける。
当たり前のようで当たり前ではない。
人間は地球に生かされている。
「月に囚われた男」も孤独だった。
たった一人の宇宙。
話し相手はロボットだけ。
ちょっと歩き方がかわいくて生きてるように見えるけど、やっぱりロボット。
プログラムで作られたロボットでは埋められない虚無感。
人間には思想がある。
個性が存在する。
意思があるから行動をする。
この未来はそれが欠けている。
人工物にまみれるとそうなるのかもしれない。
皆が同じ考えで平和すぎて自分を持っていない。
それは、不気味。
きれいに整われた社会は、失業がなくていいかもしれない。
食べ物だって人工物だから安定して供給できる。
だけど、それでは人間らしさは作られない。
人はそれぞれ違う。
みんなが同じようなことを言って同じ行動をするのは異常だ。
自然を奪われることは、人間らしさを失うこと。
皮肉なことに、自然を追い求めすぎて崩壊していく男。
人間らしさは素晴らしくもあり、怖ろしい。
ラストは、人類の願い。
人間は愚かな生き物だ。
だからこそ、自然に生かされていることをきちんと理解しなければならない。
ちぶ~的激かわロボ度5
ヨチヨチ歩きのロボが本当にかわいい。表情はないのに見える顔。従順な姿にキュン。