ホラー映画さえあれば!

映画漬けのちぶ〜が、映画を観たら例えつまんなくても!イラスト付きで映画レビュー(ホラー寄り)をアップしてます!週末はホラー特化ブログや映画関連の記事も!

火を吹く可能性「火を噴く惑星 」

久しぶりにカップラーメンを食べた。

 

昔、火を吹きそうなくらい辛い仙台辛味噌ラーメンを食べたときのことを思いだした。

 

辛いというか痛かった。

 

水を飲んでも何も変わらないくらい辛かったのである。

 

この時の感覚とこの前の感覚は似ている。

 

屈辱というか恥ずかしいというか。

 

顔が赤くなってその場から立ち去りたい感じ。

 

きっと本能が拒否したのかもしれない。

 

"いい人"というのは怖ろしい。

 

そして、私はかけ離れすぎている。

 

キラキラしていて純白なものは苦手だ。

 

眩しくて溶けてしまう。

 

それに気付いてはいけないと必死に隠すので精一杯だった。

 

が、体や本能はどうしようもできないらしい。

 

避けられるものは避けておこう。

 

分かっていても変えられないことがある。



「火を噴く惑星」もこの時代の変わらないソ連らしいSF映画

「火を噴く惑星 」

解説....

 ソビエトの有人宇宙船シリウス、ヴェガ、カペラは金星探査のために目標に接近していた。が、カペラ号が隕石に衝突し、爆発消滅してしまう。ヴェルシーニン隊長はやむなく計画を変更して、ヴェガを軌道上に残し、シリウスのみが金星に着陸することにする。初めに、2人の隊員とロボット“ジョン”が小型船で着陸し、シリウスに着地点を指示するのだが、シリウスは目標を大きくそれて不時着してしまう。予定外の事態に地球への帰還に暗雲がたちこめるが、金星上ではさらなる危機が乗組員たちを待ち構えていたのだった……。





宇宙の可能性。

 

果てしない希望。

 

地球人がほかの惑星に降り立つとき、一体そこにはどんな光景が広がっているのだろう。

 

そこには夢が見える。

 

ロマンに囲まれている。

 

宇宙旅行は今や非現実的ではない。

 

宇宙旅行へ行くチケットが手に入るこの時代。

 

お金で宇宙が見渡せる時代がやってきた。

 

この映画はそんな時代が来ることさえ予想できなかったこそ生まれた傑作。

 

輝かしい宇宙への"愛"で溢れている。


純粋な宇宙愛が温かい。
 
それは、そうあってほしいという願望でもあり期待でもある。
 
恐怖や悲観よりもポジティブな希望を奏でている。
 
贅沢な探検。
 
神秘的でワクワクする。
 
地球にはない新鮮な光景。
 
不思議な生物に不思議な植物。
 
と思うのは我々の視点から見るからかもしれない。
 
この惑星から見れば人間の方が宇宙人。
 
同じ宇宙の中に存在する惑星の住人達。
 
そのコンタクトは、まるでドッペルゲンガーのように怖れる。
 
敵か味方か分からないという恐怖。
 
得体が知れないということはこの世で一番恐ろしい。
 
それでも人は未知の領域に足を踏み入れる。
 
それは私が本当は怖がりなのにホラー映画を見続けるのと一緒だ。
 
好奇心は恐怖を超える。
 
知りたいという衝動は抑えられない。
 
 
未知への扉を開ける。
 
無知が導く道へ。
 
見たこともない世界は新しい。
 
未来が詰まっている輝きに目が眩む。
 
手にとったその発見。
 
神がこの世界を創ったように人は世界を創れない。
 
人は知ることで世界を手に入れる。
 
それは、尽きることのない好奇心から。
 
その好奇心はやがて希望となるだろう。
 
あのラストは真っ白な宇宙への憧れ。
 
そして、計ることができないくらい大きくて地球のように青々しい夢だったに違いない。

 

 

ちぶ~的ロボ愛度5
ここに出てくるロボットは人間に誠実。そして人間もロボットへの敬意を持っている。機械と人間とは思えないくらいの絆の描き方に感心する。