年をとっても変わらない人がいる。
経験や年月を経て成長し続ける人もいる。
人はそれぞれで、まったく同じ人など存在しない。
だから面白いし、だから厄介だ。
ボランティア活動をしていても仕事をしていも感じる。
一緒のことをしているはずなのに、結果は一緒ではなかったりする。
特に、集団活動はそれが目立つ。
多少は宇宙人と人間のハーフだと思ってネタにしよう。
だが、行き過ぎた宇宙人にはどう対応すればいいのか。
いつか宇宙へ帰ってくれることを密かに願うしかないのか。
吸血鬼なら十字架かニンニクだけど、宇宙人は何が弱点なんだろう。
今だ、この謎は解けていない。
「憲兵とバラバラ死美人」の謎も意外に後半までわからなかったので引き込まれた。
解説.....
帝国陸軍内で発生した猟奇事件を描く怪奇スリラー。日本軍の歩兵部隊で、井戸から死体が発見されるという事件が発生した。調査に赴いた小坂憲兵は、死体が陸軍病院でバラバラにされたことを突き止めた。やがてその線から一人の男が浮かび上がる……。
憲兵映画、2本目。
憲兵とは、陸軍で、軍事警察をつかさどる兵のこと。
この職務は、高圧的で閉鎖的。
そこで渦巻く狂気。
井戸に棄てられた愛憎劇。
グロテスク描写はなくとも想像させる猟奇。
女の恨みは貞子同様、奥底に落とされても腐敗することがない。
中川信夫監督の「憲兵と幽霊」 では幽霊だった中山昭二が大活躍。
実は男前。
幽霊では出せない凛々しさがキラリ。
私の天知さんは、贅沢に調理されている。
中川監督と組まなくても天知色を出せる色あせないスター。
ヒロイン役の若杉嘉津子は、清楚で爽やか。
「怪談累が渕」のお累さんをやっているときには気付かなかった。
だって半分、顔がえらいことになってたから。
これぞ昭和美人、和服美人だったのだ。
あの慎ましさは、現代では都市伝説並みのありえなさ。
戦争が身近にあった日本。
時代背景と事件がうまく絡まる。
緊張感から抜け出せない閉じ込められた空間で起きた事件。
控えめなロマンスもちゃんとある。
昭和の恋はレトロでセピア色だった。
真っ赤な血に染まった憲兵は誰か。
グレーから真っ黒に染まる真実。
ラストはなぜかマフィアの抗争っぽく攻める。
シャレているのだ。
間違いない。
男が犯す罪は女が犯した過ち。
色恋は盲目。
色恋でいっぱいになってしまうと身の破滅をも誘う。
愛で曇ってしまった女の視界。
男の正体を見極められなかった罪は、取り返しがつかない。
そうなったら、分からせるには化けるしかない。
死んだ方がマシだと思わせるくらいのかなりの恐怖顔でいきましょう。
だって、世の中は小坂憲兵(中山昭二)みたいに誠実じゃないんだから。
ちぶ~的クッセー度5
死体が破棄されてた井戸の水がおかしいと騒ぐ憲兵たちの小コント。臭いとばっかり言っていて先に進まないもどかしさ。演技もクサイ。そこがまた素敵。