あなたは化けの皮が剥がれた瞬間を目撃したことがあるか。
その場に遭遇すると、マンガのように二度見してしまうくらい驚く。
相棒がついに逆ギレ。
上司に詰められたら、「私はわかりません」とピシャリ。
「わからないままやってるので」と開き直る。
普段はキャピキャピと男に媚びていても、ミスを責められるのはプライドが許さないらしい。
普通にビビったし。
急にキタから、引いたぜよ。
「リンカーン弁護士」みたいに喧嘩は、頭脳と達者な口で攻めるタイプかもね。
あらすじ.....
ロサンゼルス中を高級車リンカーンで奔走するやり手弁護士ミック(マシュー・マコノヒー)の顧客は、主に麻薬の売人や娼婦(しょうふ)たちだ。ある日、彼の元に殺人未遂容疑で訴えられた資産家の息子ルイス(ライアン・フィリップ)の事件の依頼が舞い込んでくる。ミックは彼の十八番の司法取引で事を丸く収めようとするが、ルイスは無実を訴える。
ラブコメでいつも同じキャラばっかりだったマシュー。
法廷サスペンスでも基本は変わっていない。
ただ、恋愛に重きを置かないだけ。
が、スリルを与えてくれた今作。
飽きのこない法廷バトル。
法の網をかいくぐるしたたかな罪。
ノリのいいアメリカらしい法廷サスペンスを堪能できる。
関係ないけれど、マシューって何でイケメンなんだろうか。
体と雰囲気であんなにセクシーになるものだろうか。
人体の不思議である。
肝心の顔は、骨が出しゃばりすぎてよくわからない。
カリフォルニアって感じのイケイケぶりは、このキャラに合っている。
舞台はロスだけど、マシューの背後には海がいつもチラつくのだ。
法廷サスペンスというのは大概面白い。
スピードがあって、迫力があって。
日本とは違うアメリカの司法も興味深い。
アメリカのお国柄上、このジャンルを描くには長けている。
人が人を裁く。
そこには、完璧な公平は存在し得ない。
罰せられない罪。
法律の穴。
世の中はきれいごとだけでは、正義すら手に入らないのだ。
ちぶ~的色男度5
金あり、地位あり、女あり。だからこそダラしない。でも、ロクでもない男に見えて実は愛される。それって周囲の人間は真実を見抜いているからでしょう。