ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

\年間約300本の映画を鑑賞!ブログ運営歴20年!イラスト付記事を毎日更新中!/『トップガン』で映画を知り『13日の金曜日』でホラー映画漬けで脳みそもホラー化の生粋ホラ女!映画でもう一つの人生を手に入れられる!レベルアップ呪術を発動中!/

衣替えと破棄「憲兵と幽霊」

やっと冬服から夏服に衣替えしました。

 

毎年増える服。

 

替えるというより捨てる勢い。

 

来年を迎えられない洋服たち。

 

着ないものをただとっておいてもしかたないからしょうがない。

 

増えたら減らす。

 

調整って大事です。

 

 

憲兵と幽霊」 は憎悪を幽霊も増えていく一方。

憲兵と幽霊」



解説....

軍の機密文書が何者かに盗まれた。波島(天知茂)はそれを田沢(中山昭二)の仕業であると断定、田沢は無実にも関わらず自白を強要された末射殺される。だが全ては田沢の妻(宮田文子)に目を付けた波島の謀略であった。田沢は亡霊となって甦り、その怨念に悩まされた波島は破滅の道を歩んでいく。

 

 

 

 

 

中川信夫監督の恨みが支配する世界。

 

私の旦那さんにしたい男NO,1がまさかの悪役。

 

天知茂が見せる男の欲望。

 

人間とは思えないような悪行。

 

金と地位と女。

 

すべてを手に入れることはできないということを知らない。

 

どこまでもどこまでも尽きない恨みに堕ちていく。

 

 

 

なんてことだ。

 

やることなすことすべてがひどい。

 

やり口も汚い。

 

人間は神にも悪魔にもなれるのだ。

 

 

欲望に真っ黒に染まった男は迷いもせず進んでいく。

 

愛など最初から持ち合わせていない。

 

愛ですら欲の一つ。

 

欲しい時に欲しいものが手に入ればそれでいい。

 

恨まれないわけがない生き方。

 

気がついたときはもう遅い。

 

キーンという超音波のような音が頭の中を攻撃する。

 

もがき苦しみ、怯えていても波島にはちっとも同情できない。

 

幽霊倍増キャンペーンはお得感満載でむしろ爽快。

 

恐怖の音階は、音と共に上がる。

 

憎悪からは逃れられない。

 

 

しかし。

 

私は言いたい。

 

実はこんなことになってしまった原因である田沢の妻は、相当なビッチではないかと。

 

清純で美しい女。

 

それでも男が常に支えてくれる人生。

 

悲劇のヒロイン。

 

本当にそうなのか。

 

この女は実はしたたかと見た。

 

男より女の方がたちが悪い生き物だと思うのです。

 

 

 

 

ちぶ~的恨みます度5

とにかく恨む。中川映画はみんな恨む。そしてみんな簡単に幽霊になれちゃう。出し惜しみしない。そこがいい。