ホラー映画さえあれば!

映画漬けのちぶ〜が、映画を観たら例えつまんなくても!イラスト付きで映画レビュー(ホラー寄り)をアップしてます!週末はホラー特化ブログや映画関連の記事も!

衣替えと破棄「憲兵と幽霊」

やっと冬服から夏服に衣替えしました。


毎年増える服。


替えるというより捨てる勢い。


来年を迎えられない洋服たち。


着ないものをただとっておいてもしかたないからしょうがない。


増えたら減らす。


調整って大事です。



憲兵と幽霊」 は憎悪を幽霊も増えていく一方。
ブラックなちぶ~の評論日記☆
解説....

軍の機密文書が何者かに盗まれた。波島(天知茂)はそれを田沢(中山昭二)の仕業であると断定、田沢は無実にも関わらず自白を強要された末射殺される。だが全ては田沢の妻(宮田文子)に目を付けた波島の謀略であった。田沢は亡霊となって甦り、その怨念に悩まされた波島は破滅の道を歩んでいく。






中川信夫監督の恨みが支配する世界。


私の旦那さんにしたい男NO,1がまさかの悪役。


天知茂が見せる男の欲望。


人間とは思えないような悪行。


金と地位と女。


すべてを手に入れることはできないということを知らない。


どこまでもどこまでも尽きない恨みに堕ちていく。




なんてことだ。


やることなすことすべてがひどい。


やり口も汚い。


人間は神にも悪魔にもなれるのだ。



欲望に真っ黒に染まった男は迷いもせず進んでいく。


愛など最初から持ち合わせていない。


愛ですら欲の一つ。


欲しい時に欲しいものが手に入ればそれでいい。


恨まれないわけがない生き方。


気がついたときはもう遅い。


キーンという超音波のような音が頭の中を攻撃する。


もがき苦しみ、怯えていても波島にはちっとも同情できない。


幽霊倍増キャンペーンはお得感満載でむしろ爽快。


恐怖の音階は、音と共に上がる。


憎悪からは逃れられない。



しかし。


私は言いたい。


実はこんなことになってしまった原因である田沢の妻は、相当なビッチではないかと。


清純で美しい女。


それでも男が常に支えてくれる人生。


悲劇のヒロイン。


本当にそうなのか。


この女は実はしたたかと見た。


男より女の方がたちが悪い生き物だと思うのです。









ちぶ~的恨みます度5ドクロドクロドクロドクロドクロ

とにかく恨む。中川映画はみんな恨む。そしてみんな簡単に幽霊になれちゃう。出し惜しみしない。そこがいい。

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