仕事が終わってコートを羽織っていた夕方5時過ぎ。
携帯が聞いたことのないサイレンで鳴り響いた。
と、思ったらその30秒後......
悪夢が甦る。
揺れる看板。
動揺する私。
しかもかなり長い間揺れて気持ち悪くなった。
忘れていた。
あの震災は去年のこと。
2日も停電して、何もできず不安だった夜。
まるで、忘れさせまいとする神様のいたずらのよう。
怖かった。
つらいことがあってもまだ私は生きている。
震度4の地震は警鐘。
今を一生懸命生きなければ。
明日死んだら後悔するような人生は送りたくない。
「ロッキー3」は、またしても私を奮い立たせる。
あらすじは...
チャンピオン・ロッキーに、クラバーというボクサーが挑戦状をたたきつけた。しかし、ハングリー精神を忘れたロッキーは、野獣のようなクラバーの前に、あえなく敗れ去る。再起をかけたロッキーに、かつてのライバル・アポロがトレーナーとして名乗りをあげるが……。
「ロッキー」では愛が勝つ。
「ロッキー2」ではコーチとともに勝つ。
「ロッキー3」は、友情が勝たせるのだ。
すべてを手に入れたロッキー。
栄光と名誉はぬるくて甘い。
ヒーローのその後。
ロッキーに終わりはない。
本能に埋め込まれた精神。
あきらめるということを知らない男は、勝つことしか知らない。
成功したロッキー。
失うものはなかったころとは違い、試合も守りの試合ばかり。
人は何かを成し遂げると満足してしまう。
追及するのをやめ、安定や安泰を好む。
栄光にすがるのは、本物じゃない。
ロッキーは、追い込まれたときからが本番。
この男に楽はさせてはならない。
戦うことで本当の自分を取り戻す。
ロッキーが戦っているのはクラバーではない。
常に自分自身なのだ。
元ライバルのアポロ。
ライバルであり親友という言葉が合う。
ロッキーにこてんぱんに負けたからこそ、ロッキーが負けるのは許せないプライド。
男の友情は、熱くて固い。
幸せのてっぺんから落とされる悲しみの底。
失いたくないものができたロッキー。
今までと違う強さを得る。
ロッキーのあきらめない精神はどんな人も魅了する。
ただ勝つんじゃない。
夢を与える。
希望を見せる。
いつも純粋でまっすぐ。
友情を抱くラスト。
永遠のライバル。
終わらない友情の結晶。
最後にゴングが鳴り響く。
リング上で男たちは生きているのだ。
ちぶ~的エイドリア~ン度5
とりあえず呼んでほしいの、エイドリア~ンと。それが聞けただけで満足♪