何やら曇っておりまして。
外は結構雪だらけでして。
もやもやっとしておりまして。
飲んでも笑っても消えないもんは消えないんですね。
そんな時は映画。
というかどんな時も映画。
と、おいしいごはん。
映画もごはんも私を裏切りません。
何も押し付けません。
ただ与えてくれるだけですね。
こんな時の映画チョイスはカラッカラなものを選ぶと成功します。
「2ガンズ」も、そうでがんす!と叫びたくなるほど私が今必要としている能天気さでございました。
あらすじは....
メキシコの田舎で、マフィアの手先として働いているボビー(デンゼル・ワシントン)とマイケル(マーク・ウォールバーグ)。その正体は潜入捜査中の麻薬取締官と海軍情報部将校だったが、お互いがそれをまったく知らずにいた。そんな中、二人は組織から4,000万ドルもの大金を強奪するものの、マイケルが裏切って持ち逃げしてしまう。エリート組への復帰と引き換えに大金強奪を命じられていたボビーだが、マイケルも上司の裏切りで金を失っていた。4,000万ドルを取り戻すべく、彼らは再び手を組むことに。
女にはない男の友情の形。
相棒という響きは心地いい。
男二人がでっかい組織に立ち向かう。
正義か金か友情か。
どれでもいいんだ、そんなことは。
スカっとしようぜ。
そんな映画はヘルシーな食事よりも体にいい。
「フライト」とは全く違うけど、デンゼルが出ているとそれだけで作品の質が上がって見える。
どこか悪い香りがするのに、視聴者を味方にしてしまう説得力。
「テッド」を見たせいなのか、マークがお馬鹿に見える。
素直で疑うことを知らないのは筋肉を鍛えすぎたせいだろうか。
二人の掛け合いは普通っぽく見えて実は計算されたユーモアが生まれているような気がしないでもない。
ド派手でカッケーアクションは、作りこみすぎていないのが意外。
この二人がやると自然に見える。
見ているこっちまで、にやけてしまうかっこよさが爽快。
良くも悪くも普通のアクション映画。
ライトな内容でありがちな展開。
それでも、私は男二人の友情ものアクションはツボだ。
たくさんあるからこそ普通以上に仕上げるのは難しい。
普通の男性が本当は一番素晴らしく貴重な存在であることと一緒である。
難点があったとすれば、色恋沙汰。
どうせなら男くささで詰め込んでほしかったとは思う。
男二人の友情が一つにつながる。
ガンズは2つ。
目的は一つ。
地位や名誉は所詮、お飾り。
本当の自分ではない。
すべてを失っても友情の絆が切れることはない。
友情があればそれで十分。
ぶっぱなせ、しがらみ。
勝ち取れ、栄光。
信頼こそ何よりも得難い宝物だと教えてくれる。
ちぶ~的名コンビ度5
軽く見れて楽しい感じ。ノリは高校生の男子みたいで微笑ましい。二人とも年を感じさせない安定感が抜群。