県外出身の友人が言った。
「秋田にSUBWAYくるじゃん」
私→「まず、SUBWEYって何よ?」
............
なにかすごいものがきたとしても、そもそも知らないので喜びようがない。
と、同時に自分が田舎者だったことを思い出す。
秋田市に住んでちょっと都会人っぽくなったと調子をこいていたことを反省した。
秋田県人は新しいモノ好きだ。
私もそうである。
新しいお店ができたら行く。
だって新しいからという田舎人的発想。
初SUBWAYで私も都会人に近づけただろうか。
とにかくSUBWAYは、大きめのサンドウィッチを出すファーストフード店みたいな感じであった。
都会人に近づいた後は、「劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇」を見た。
解説....
戸田恵梨香と加瀬亮と堤幸彦監督による、“未詳”こと未詳事件特別対策係捜査官対“SPEC”こと特殊能力者との激戦を描くシリーズ完結編二部作の後編。最終章となる本作では、これまで隠されてきた数々の謎がついに解き明かされる。テレビドラマ版レギュラー陣に加え、向井理に大島優子、香椎由宇に遠藤憲一ら豪華キャストが共演。全人類の未来を左右する、スケールの大きなストーリーの結末から目が離せない。
ついに完結。
ドラマファンなら観ずにはいられない。
これでもかというくらいに広がってしまったスケール。
特殊能力者とそうでないものたち。
人間とそうではないものたち。
世界はどうなるのか。
この結末に納得するか落胆するかは真っ二つに分かれるだろう。
大好きだったドラマシリーズが終わる。
この寂しさは卒業の感覚と似ている。
これで最後ということになると、途端にその寂しさに耐えられなくなる。
始まりがあれば、必ず終わりがくることは知っているのに。
全く期待しないで望んだ完結。
良くも悪くもこうなってしまった以上は、これが限界だろう。
むしろ、よくまとめた方ではないか。
例えるならば、今日行ったSUBWAYだ。
しっちゃかめっちゃかだったけど、食べれたから満足という感覚。
注文は間違えるし、ポテトも催促しないとこない。
入り乱れて時間もかかったけれど、最終的には食べることができた。
要は、思っていた筋書きから離れてしまったり無駄に時間を使っているけれどファンだから最後まで飽きずに見れたのである。
好きという気持ちは絶大だ。
受け入れる余裕を与えてくれる。
ポテトは冷めていた。
それでも突き放すことはできない。
私は、きっとまたSUBWAYに行くだろう。
多少、長ったらしいラストで熱が冷めたとしてもDVDが出たら欲しくなってしまうのと一緒で。
欲にまみれた人間たち。
退化したのはどっちだ。
セカイは、どっちのものだ。
我々は一体どこにいるのだろう。
正義は、この手から離さない。
たとえ、愚かな人間であろうとも生きることをあきらめたりしない。
存在価値を否定する権利などどこにも誰にもないのだから。
この世に確かなものなど存在しなくても、人を愛し信じて生きていく。
それが人間ってもんでしょう。
ちぶ~的SFスペシャル度5