毎日、なんだかうまくいかない。
現実にウンザリ。
逃げたくても逃げれない。
ため息つきすぎて呼吸困難気味。
だからこそ。
ほ、ほしい。
「とびだせ どうぶつの森」
飛び出したい、現実から。
夢の世界へ逃避。
だって「ブルーバレンタイン」みたいに、リアルって痛々しいじゃない。
あらすじは....
結婚7年目を迎え、娘と共に3人で暮らすディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)夫妻。努力の末に資格を取って忙しく働く妻シンディに対し、夫ディーンの仕事は順調ではない。お互い相手に不満を募らせながらも、平穏な家庭生活を何とか守ろうとする2人だったが、かつては夢中で愛し合った時期があった……。
パッケージは、ロマンティックラブストーリーか悲恋物語に見える。
大間違い。
お門違い。
これは怖ろしくて痛いリアルホラーである。
なぜ映画にしてしまったのか。
誰も踏み入れなかった領域に入り込んではいけない。
そんな挑戦は必要ない。
男と女のすれ違い。
一生噛みあうことのない地球上最も悲惨な生物たち。
ライアンにこんな役をやらせてはいかん。
だってうまいのだ。
男と女の愛は同じペースでもなく同じ量でもない。
常に合うことはない。
まるで映画の二人は、そのグラフを表しているかのよう。
ライアンもだが、妻を演じたミシェルがまたリアルすぎる。
女はどこか冷めている。
どこか客観的でないと生きていけないから。
男のように夢を見れない。
知らない間に妻は強くなり夫がいらなくなる。
夫はそんな妻に気付かない。
自分の隣にいると信じて疑わないから。
二人の演技はまさに男女の悲劇を表現できている。
だからこそ、つらい。
本当に息がつまりそうなのは、映画の中の二人ではなく見ている私である。
男女の悲劇。
でき婚撲滅キャンペーン映画。
恋愛と結婚は別物。
恋愛から結婚に変わったときが正念場。
浮かれててもいいのは最初だけ。
時の流れが現実を引き連れてくる。
寄りかかることは愛ではない。
お互いを見つめあうだけなのは恋愛にすぎない。
結婚は、きっと同じ方向を向いて一緒に歩くこと。
それは恋愛の愛ではなく、全てを捧げられる愛なのかもしれません。
ちぶ~的性悪度5
なぜか、ミシェルがビッチに見えてくる。ライアンの一途さが私は好きだったりする。