『結婚したからこそ分かる男と女の本性。』
Netflixで配信し、話題になった離婚映画。
離婚は結婚の倍以上パワーが必要ってよく言うが...
まさに、この映画はその苦しみをリアルに描いている。
特に本音むき出しで夫婦喧嘩をするシーンなんて、そこらのホラー映画よりも怖い。
恋愛の最上級の形を結婚という契約で結んだ男女の結末。
一体どこで、ボタンをかけ間違えたのか。
これは、誰の視点で見るかで全く違う感情が湧くかもしれませんね。
私はやっぱりスカヨハ演じる妻の立場で見ちゃいました。
女性は結婚して子供ができると、自分より夫や子供を優先しがち。
それは、もちろん妻も良かれと思ってのことなんだけど...
でも、それが行き過ぎると夫は調子に乗る(笑)
"妻は、夫に合わせるのが当たり前”のことになり、感謝の気持ちすら表すことはない。
現代でも、”夫が家族のために稼ぎ、妻はその間家を守る”みたいな風習がこびりついているからかもしれない。
こう言うと、いつも夫が悪いみたいな流れみたいになりますが(笑)
実はそうでもない。
妻も悪いんですよね。
変に自ら家族のためにと自分を犠牲にするのではなく、ある程度の”自己中”は最初からず~っと出しておかないといけない。
それが、結果的に自分のためでもあり家族のためになると思う。
だって、"私は家族のために自分を犠牲にしているのに!"って言われても"誰も頼んでないんですけど"って言われたら何も言えないですもん(笑)
この物語の怖いところは、二人とも愛し合ってはいるけれど夫婦としては上手くいかないということ。
誰もが犯しそうなちょっとしたズレからの亀裂が結婚という契約を決裂させるきっかけとなってしまった。
結局、どちらも悪くなくてどちらも悪いという不条理。
しかもあの結末が切なくて...
世の中、どうしようもないことって溢れていると言われている気がして言葉に出来ない気持ちになりました。
結婚している人は、自分の結婚と比べてみると余計怖いかも(笑)
とりあえず私は、旦那にいつも「何食べたい?」「どこ行きたい?」と聞かれるので自分は大丈夫だなと勝手に安心しました(笑)
ま、子供がいるかいないかでも感想は変わるかもしれませんけどね~。
離婚映画なので、元気があるときにご覧ください(笑)
ちぶ~的結婚度5
結婚っていう契約は不思議ですね~。恋愛とは全然違うし、好きじゃなければ結婚できないけどそれだけじゃうまくいかないし...
本日紹介した映画は...
マリッジ・ストーリー(2019)
Marriage Story
監督 ノア・バームバック
あらすじは...
離婚プロセスに戸惑い、子の親としてのこれからに苦悩する夫婦の姿を、アカデミー賞候補監督ノア・バームバックが、リアルで辛辣ながら思いやりあふれる視点で描く。
(Netflixより引用)