大変です。
仙台にリラックマストアができました。
11月からオープンしたのです。
リラーとしては、一刻も早く行きたいのです。
東北初進出は今年もっとも大きなニュースでしょう。
しかし。
ここは秋田なり。
金欠の今、仙台までの交通費が痛い。
高速バスでも往復8000円はかかる。
痛々しい私。
だ、だれか.....
連れてって~!
と、心の叫び。
「ドライヴ」の運転だったら速攻着きそうである。
別に私は逃亡中ではないけども。
あらすじは.....
天才的なドライブテクを武器に、昼は映画のカースタント、夜は強盗逃し専門の運転手をしているドライバー(ライアン・ゴズリング)。ドライバーはアイリーン(キャリー・マリガン)にひそかに思いを寄せていたが、彼女には服役中の夫スタンダード(オスカー・アイザック)がいた。ある日、服役から戻ってきたスタンダードがガレージで血まみれで倒れている姿をドライバーが目撃し……。
どうしてだ。
理由をうまく言えない。
久しぶりの衝撃だった....
語る音楽。
映像に仕掛けられたバイオレンス。
時は止まる。
幸せと絶望を感じる時間を味わうかのように。
すべてが完璧。
無駄がない。
見終わった後、席を立てなかった。
前からわかってはいたけれど、変換上手な男。
どんな脚本でも世界観でも絶対に自分を忘れない。
ライアンでなければいけなかったと思わせる強さがある。
名前がない役でもだ。
謎めいていて多くを語らないドライバー。
孤独や失望感が言わずとも漂っている。
男は黙って運転する。
そして楊枝がマストアイテム。
こんなにかっこいい爪楊枝の使い方をした人を見たことがない。
ちょっとシャレた高倉健に見えてくる。
やっぱりこの男も不器用なのだ。
言葉を知らないのではないかと思うくらいに。
だから、最後に発するセリフが響く。
余計なことをしない演技がこのキャラに深みを出す。
静けさにある狂気。
愛の奥にある冷酷さ。
矛盾に芯を通す。
ライアン、すごいやん。
ヒロイン役のキャリー・マリガン。
儚さが引き寄せた孤独。
作りこんでない自然さ。
押しつけのない主張。
引き算の演技をなんなくこなせる女優は多くない。
この世界観にゾッコン。
恋愛をしたら、なぜ相手を好きなのか言えないのと一緒。
理由はうまく伝えられない。
分かっているのは好きだということだけ。
この映画、”結婚”はしたくないけど”恋愛”ならいいかなっていう感情に似てます。
でも。
大恋愛です、絶対。
あの音楽が流れる。
ドライヴする男。
人生を走る。
愛と暴力。
表裏一体。
一つの方向だけでは、見えないことがある。
運転とおんなじで。
自分も知りえない自分がいたりするものです。
ちぶ~的血吹雪度5
油断していると結構血みどろビッシャーン。ただ、そういうシーンのビジュアルは最高です。