職業訓練が明日で終わります。
最後の日には、飲み会があるそうです。
私は行きません。
そんな場合ではない。
あのおばちゃんは行きます。(男性好きの)
一緒に行く女性がいなくても行きます。
むしろ、男性に「一緒に行こ」と平気で言えます。
はて、私にそんな事できるだろうか。
い~や...
仲の良い人(同性)がいないと行けません。
たとえ仲の良い異性がいても、やはり仲の良い同性を引き連れます。
特にこういう知り合ったばかりのグループ飲み会は。
だから、不思議。
そのおばちゃんは”女”のようです。
仕事は決まってないみたいですが、女という職にはずっと就いてます。
退いている私の方が大問題と若干焦ったのですが...
「マドモアゼル」を見て、やはりもうしばらく退いておこうかなと。
女って女を追及しすぎるとホラーかスリラーになりますから。
あらすじは...
フランスのある村で、悪質ないたずらが相次いで起こった。村人は、近くに住むイタリア人の仕業と見たが、真犯人はマドモアゼル(ジャンヌ・モロー)と呼ばれる女教師だった……。魔性の女の行状を描いたスリラー。
性への欲望は、男性のものという観念が強い。
男性の方が強くなくてはいけないともいえる。
それは、自然の摂理であり直球型。
女性はどうだろうか。
男性のように露骨ではない。
狡猾に秘めているものだと思う。
秘密にふたをできなくなり、溢れだしたとき....
女の性が爆発する。
清楚でおとなしそうな女ほど、気を付けるべし。
マドモアゼル役のジャンヌ・モロー。
このパッケージでは20代に見える。
画像処理は恐ろしいが女性の味方。
本編では明らかに年増であった。
美しいけど、しわも目立ち始めたお年頃。
とにかく不機嫌。
欲求不満。
いつも仮面をかぶって善人面をしてしまう。
そんな役がピッタリ。
表面には何も出さない。
内側に置き続ける感情。
最後の最後まで傲慢で残酷な魔性の女。
完璧なマドモゼルを演じたままで。
多くを語らず静かな演技は、ゾッとさせられた。
ストーリーは、マドモアゼルの秘めた性欲。
簡単に言うと、SMドラマ。
発散できない代わりに起こす事件。
罪悪感などない。
セックスの代わりだから。
目当ての男、マヌーの息子であるブルーノの恋心も巧みに操ったりもする。
もう、色々怖い。
セックスさえも罪のように思えてくる。
直接的な性描写も激しいシーンもない。
それなのに、どうしてだろう。
こんなにも”性”を感じるのは。
人間の欲望がむき出しになっていく描写は、人間に見えない。
動物そのもの。(実際、マドモアゼルは犬のマネをして男に屈服する)
欲望を満たそうとするシーンは、不気味で気味が悪い。
音楽が一切ない静けさの中で、激しく燃え盛る性欲。
欲望は強すぎるとすべてを狂わせる。
そして、満たされることはない。
終わりのない欲望。
求めれば求めるだけもっと欲しくなる。
それが欲なのだ。
人間に与えられた罪の一つなのであろう。
理性に包まれた本能。
真っ赤な血より真っ暗な闇の方が恐ろしい。
目に見えない静かなる恐怖が覆う。
派手さはなくともじわじわと浸食されていく....
今は、マドモアゼル(独身の女性)からマダム(独身か既婚をを問わない)に統一された。
性と時代は密接なのかもしれない。
ちぶ~的フェロモン度5
チラリズムと同じで見えそうで見ない方がセクシー。ただ、マヌーの体はちょっとモジャイ。