急いでいる朝とか。
バスに間に合わなそうで必死なときとか。
そういう時に限ってなにかを探している。
落ち着いて後で見ると普通にあったりするのに。
多忙は時間と共にモノまで消してしまう。
まぁ、余裕をもって行動しろってことなんでしょうけども。
「ゴーン・ガール」は妻が消える。
ワイフじゃなくてタイトルはガール。
見終わってから思うとこれは結婚に対する問いのように見えて、実はシンプルに男と女の永遠に解くことのできないミステリーからきている気がする。
最近、あのおしどり夫婦で有名だった三船美佳が高橋ジョージと離婚した。
なんだかタイムリーではないか。
男は女が出て行った理由を知らない。
それは、分からないのか知ろうとしていないからなのか。
追えば追うほど男と女が全く違う生き物であることを思い知る。
なるべくネタバレしないように書きますがしてたらごめんなさい。
これから見ようとしている方は読まないでご覧くださいませ。
つ、ツカレタ。
それもそのはず。
149分の間、ずっと集中しっぱなし。
女の行方に釘付けになる。
これはまさにアメージングなミステリー。
何か一つが欠けていても成り立たない。
ごまかしが一切効かない脚本に圧倒される。
妻を演じたロザムンド・パイク。
今まで名前を一切覚えられなかったわけだがコレで覚えた人も多いだろう。
男と女のゴールが結婚だとしたらこんな結末にはならない。
一生、男は女を求め女は男を求める。
それは、愛なのか欲望なのかは永遠に疑問。
そもそも結婚ってなんなんだ。
なぜ、夫婦という形にならなければならないのだ。
最高の愛は、結婚だと誰が決めたんだ。
結局は、男は男であり女は女である。
そして、人間という愚かな生きものであるから愛にどこかすがって生きている。
本物って何だろう。
真実って何だろう。
見終わっても語り合っても解くことのできないミステリー。
この私でもつい目に力が入ってしまいましたよ。
蛇足ですが...
アメリカ人の男性が女性を口説くときのセリフってオシャレ風に言ってますけど全然意味がわかりません。
それにクラっときちゃう女性の気持ちも全く分からない。
そう毎度思うのは私だけなのでしょうか(笑)
ちぶ~的ひゃっほ~度5
むしろ爽快と思ってしまう感じ。ふなっしー並みのぶっとびパワー。何も知らないで見るのが一番だけど知らないで見ると...となる人もいるのでは?とも思う。