『しとやかな女性って本当にいるのだろうか。』
こんなスタイリッシュな作品が1962年に生まれていたとは驚愕です。
癖のあるキャラクターばかりで善人はいない。
人間の欲望は丸出しで、愚かさも全開。
団地の一室ですべてが起きる。
セリフやら演出やら歌舞伎のような音楽...
全部がキレッキレ!
とにかくかっこいい!の一言です。
熟女の色気と男前とも言える徹底したあざとさ。
キャッチコピーのように、男と女は結局こんなものだと思う。
それが人間らしいとも言える。
私は、表面だけ取り繕っている"善人"が一番嫌いだ。
性格が悪いと言われても私は自分にも他人にも正直でいたいと思う。
だからこそ、タイトルのしとやかな獣って上手いと思う。
だって、本当にしとやかな人っていないじゃないか。
生きていくためには、獣にならなければならないときもあるでしょう?
私事ですが、本日で35歳。
そう!ついにアラフォー!( ゚Д゚)
どうせ熟女になるのなら、この若尾文子様のようなしとやかな獣でいたいと思うのです!
ま、あんなに色気は出ないのですが...
アラフォーになっても自分らしくマイペースに仕事も家庭も趣味も楽しんでいこうと思いますよ~☆
ちぶ~的女の事情度5
男性より女性の方がずっとズルくて賢いですね(笑)この映画に出てくる人は皆クズですが、全然嫌いになれないのは私も似ているところがあるからでしょうか(笑)
本日紹介した映画は...
しとやかな獣 (1962)
- 監督 川島雄三
解説
新藤兼人が原作・脚色を担当し、川島雄三が監督したブラック・ユーモアあふれる一編。ほぼ全員が悪人というキャラクターたちが、団地の一室を舞台に膨大なセリフでやり合う、川島雄三の代表作。 元海軍中佐の前田時造は郊外にある、エレベーターのない団地の一室に住んでいる。時造には妻と二人の子供がおり、芸能プロダクションで勤める息子の実と、流行作家の愛人である娘の友子を使って金を稼いでいた。実は会社の経理である三谷幸枝と深い仲にあったが、幸枝から別れを切り出されてしまう。念願だった旅館の開業が決まったので、彼女は芸能プロダクションも辞めるというのだ。
(Yahoo!映画より引用)