『一瞬で世界が変わるとき。』
今でも覚えている。
寝ていたら、急に携帯からサイレンみたいな音が聞こえて飛び起きた日のこと。
ニュースを見たら、ビルに飛行機が突っ込んでいる映像が流れていた。
一体、何が起きたのか。
世界中の人々を一瞬で悪夢へ突き落とした。
戦争は自分たちには関係ない。
そう思っていた自分を根底から否定されて、ゾッとした。
いつ、どこで、誰が巻き込まれてもおかしくないテロ。
運命を分ける日が、もし自分にもきたらと思うと…
怖くて怖くてたまらない。
たまたま乗っていたエレベーターの中で起きてしまったテロ。
閉じ込められた男女のドラマが展開していくっていうのはよくあるので、期待はしていなかった。
でも、意外と格差社会や人種差別等々さりげない会話から様々な要素が詰め込まれていて面白かった。
正直、あの実業家(チャーリー・シーン)が一番ゲスいはずだったのに後半になっていくとかっこよくなるのは納得いかないけど(笑)
ある意味、白人至上主義なアメリカらしさが露骨に表現されていてリアルだった。
本当に起きた事件から着想された作品なので、重みがって見応えもあった。
綺麗事は好きじゃないけど、希望を持ちたいと思ってしまう自分もいた。
二度とこんな事件は起きてほしくない。
それはエンドロールからも伝わってきましたね。
ちぶ〜的密室度5
エレベーターに閉じ込められるって地味に怖い。高層ビルで働くのは嫌だ。私は10階までが限界です。
本日紹介した映画は…
ナインイレヴン 運命を分けた日 (2017)
9/11