『知らない方が幸せってこと。』
白黒映画で、マリオ・バーヴァ監督らしさが薄めな作品。
結構、普通のサスペンスって感じ。
どうやら、ヒッチ・コックを意識していたようだけど…
期待し過ぎて普通だなって思ってしまった。
マリオさんの本当の力がまだ発揮されていないって感じですね。
ただ、冒頭の殺人を目撃するシーンがめちゃくちゃかっこいい。
白黒なのに、照明の使い方が絶妙で光と影のコントラストで魅せる映像がとにかく美しかった。
ここら辺のセンスがこの後創った私の大好きな「モデル連続殺人!」へ繋がったのだろうと思う。
惚れ惚れしてしまう殺人シーンの美しさ。
ここからジャーロの始まりが垣間見れるのは、ファンとしては嬉しい限り。
好奇心旺盛の少女が事件にハマってしまう展開は、他人事とは思えない。
私も、事件が好きなので絶対に身近で起きたら結末を知りたくなってしまう。
本当は、知らない方が幸せなことって世の中にはたくさんあるというのに…
それでも真実を知りたいと思うのは、ただの正義感ではなく知りたいという欲求をただ満たしたいだけなのかも知れませんけどね。
ちぶ〜的事件です!度4
映画ではよくある展開だけど、現実ではこういうことってないんですよね〜。つまんな〜い。
本日紹介した映画は…
知りすぎた少女 (1963)
LA RAGAZZA CHE SAPEVA TROPPO/THE EVIL EYE/THE GIRLS WHO KNEW TOO MUCH
- 監督 マリオ・バーヴァ
- あらすじは…
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イタリアのスリラーのジャンル・ジャッロの原点となった、マリオ・バーヴァ監督によるホラーミステリー。ひとりの女性がローマに住む知人の下へやって来た。しかし、到着したその日に知人が発作で急死し…。
(Amazonより引用)