『因縁から生まれる憎悪は気長。」
マリオ・バーヴァ監督の記念すべきデビュー作らしい。
冒頭からかっこよくてたまげた!
これがデビューって凄過ぎる…
しかも無実なのに魔女狩りされた恨みを1世紀後に晴らそうとするしつこさは、日本の怪談映画と一緒。
呪いも恨みも永遠に続く…
この作品をきっかけにスクリーム・クイーンと呼ばれるようになったバーバラ・スティールの美しさには言葉も出ない。
こんなにカッコイイホラークイーンが今まで見たことがない。
白黒映画だからこそ、際立った特殊効果も本当に素晴らしかった。
冒頭で出てくる処刑用の仮面が、なまはげに見えてならなかった。
めっちゃイタリー風だから、違うはずなんだけど…
ちょっとなまはげの雰囲気があって妙に親近感。
処刑シーンもそうだけど、復活シーンがとても凝っていて当時は絶対話題になったと思う。
吸血鬼要素や魔女狩りネタがあって、この作品もこの後のホラー映画に多大な影響を与えたのだろうということは容易に予想がついた。
しかし、この時代からあの特殊効果はすごい!
穴だらけの顔と復元される目ん玉!
マリオさんのセンス全開でしたね!
私も蘇るならこういう感じがカッコイイから憧れますね(笑)
ストーリーは普通でしたが、ホラー描写がどれも最高でした。
ごちそうさまでしたっ。
ちぶ〜的強烈な登場度5
ヒロインがドーベルマンと一緒に登場するシーンが鳥肌が立つくらいかっこよかった!モノクロだからこそ迫力があって、バーバラの美しさが際立ってましたね!
本日紹介した映画は…
血ぬられた墓標 (1960)
BLACK SUNDAY/LA MASCHERA DEL DEMONIO/THE MASK OF SATAN/THE DEVIL'S MASK/REVENGE OF THE VAMPIRE
- 監督 マリオ・バーヴァ
- あらすじは…
- 18世紀のバルカン地方、魔女とみなされ火炙りの刑に処された王女は一族を呪いながら息絶えた。それから一世紀後、人間の血を吸って礼拝堂の石棺から復活した王女は、自分の曽孫にあたる美しい娘に宿り怨みをはらそうとする……。イタリア怪奇映画の父、M・バーヴァの記念すべき監督第1作。
- (yahoo!映画より引用)