『立っているだけでカッコイイ男』
こちらもホラー映画ではよくある展開。
今も忌まわしい出来事によって地元で恐れられている処刑男爵を甦らせてしまう。
呪文で呼び出せてしまうのだから、お手軽だ。
それくらい処刑男爵は蘇りたくてウズウズしてたんだろうけど(笑)
こちらはカラー作品になっていて、屋敷や美術品はイタリア映画らしく美しい。
冒頭の飛行機から空港のシーンも洒落ている。
その後、ただただ繰り返される処刑男爵の殺人。
殺人シーンも印象的だが、うなだれて立っているだけのシーンが一番カッコよくて尚且つ、ゾッとしましたね。
処刑男爵というだけあって、拷問器具が充実している。
殺人の仕方もイチイチ凝っていて、悪趣味で変態な男爵の趣向が見て取れる。
ラストはゾンビ要素もあって、ごちゃごちゃしますが(笑)
ストーリー云々よりも、殺人シーンのこだわりを強く感じますね。
あと、ロケ地がいつも最高の場所(笑)
旅行に行きたい!って思ってしまうほど美しく描写されている。
期待したよりも面白いって感じではないですが、処刑男爵のカッコ良さには酔えると思いますね。
ちぶ〜的成敗度5
異常な殺人欲が最後まで止まらない!彼のねじ曲がった正義が一番怖いですね。
本日紹介した映画は…
処刑男爵 (1972)
BARON BLOOD/TORTURE CHAMBER OF BARON BLOOD/GLI ORRORI DEL CASTELLO DI NORIMBERGA