『女の恨みは死んでも消えない。』
マリオ・バーヴァ監督のホラー・オムニバス。
3話あって、どれもホラーと言うには軽い恐怖。
だけど、どれも女絡みのネタなので説得力はある。
特に「吸血ブルダラック」のヒロインが綺麗すぎてうっとりする。
映像も神秘的でマリオさんらしい彩が楽しめます。
1話目の「電話」は、今もありそうなネタ。
身近すぎてオチはちょっと怖い。
一人暮らしの人は、もっと怖く感じるかも。
女友達特有のどこか嫉妬心と愛情が同居しているところも上手く描かれていたと思います。
全体的に色合いがカラフルでイタリアンホラーって感じ。
最後の「一滴の水」が一番好みだったのは、婆さんの形相がすごかったから(笑)
そして、ここでもお人形さんがたくさん出てくる。
本当にマリオさんはお人形好きなんだな〜と思う。
人間の怨念が一番籠るのは人間に似ている人形だと言うけれど…
彼の映画に出てくるお人形さんはどれも不気味で、本当に呪われているような雰囲気。
たまには短編集も楽しい。
怖すぎないところは、ホラー初心者にはいいと思いますね。
ちぶ〜的怨念度5
死んだ人は大切にしたほうがいいですね。悪いことは死んでも生きていてもしちゃいかん。教訓のあるシーンがありました。
本日紹介した映画は…
ブラック・サバス/恐怖!三つの顔 (1963)
I TRE VOLTI DELLA PAURA/BLACK SABBATH/THE THREE FACES OF TERROR