『正直、遺作じゃなければ退屈していると思う。』
非常にゆるい喜劇だ。
妻に逃げられた男と奪った男。
そしてその取り合いになった妻はボケて帰って来る...
色々と考えてしまう。
愛と記憶は老いても劣化しないのか...
そうであって欲しいと思ってしまうので、淡々と続く展開なのにどこか引き込まれてしまう。
これが遺作になってしまった原田芳雄に大分助けられていた作品になっていると思う。
それでも嫌いにはなれない魅力があった。
かなり続く歌舞伎シーンも、退屈してしまう人も多いだろうけど...
なんだか、しんみりとしてしまい重みを感じました。
原田芳雄さんは、とてもいい役者でしたよね。
ちぶ~的騒動度5
こんな騒動に巻き込まれるのは嫌だな~。ただ、他人事としてみるのは楽しいかもしれない。
本日紹介した映画は...
大鹿村騒動記 (2011)
- 監督 阪本順治
- あらすじは...
- 南アルプスのふもとにある長野県大鹿村でシカ料理店を営む風祭善(原田芳雄)は、300年以上の歴史を持つ村歌舞伎の花形役者。公演を間近に控えたある日、18年前に駆け落ちした妻・貴子(大楠道代)と幼なじみの治(岸部一徳)が現れる。脳に疾患を抱え記憶を失いつつある貴子をいきなり返され戸惑う善だったが……。
(Yahoo!映画より引用)