昔よりも怒らなくなった。
昔よりもイラつかなくなった。
それは、年を取るにつれて自分に正直になりストレス発散の方法を身につけたからであろう。
まぁ、面倒くさがり屋なだけとも言える。
でも、そんな適当な人間でよかったと思えるのはこの映画を見たからだ。
人間はカッコつけたがり。
自分に嘘をつくことで理想の人間に近づこうとする。
でも、本質というものはどう頑張っても変えられない。
自分を偽ることはできない。
その小さな歪みを恐怖分子と言うのかもしれない。
最初は見えなかった小さかった苛立ちや不安。
どんどん増えていく止まらない"なにか"…。
自分の知らないところで広がり、知らないうちに爆発する。
そんな現代人の心の闇をうまく投影した作品。
毎日、ストレスを溜めずに生きている私にとっても背筋がスッと冷たくなるリアルでありました。
ちぶ~的イラコワ度5
いい人ぶるのも悪ぶるのも危険!なんでも適当がいいでしょう!