電話の仕事をしていると、たまに不可解な人がいたりする。
最初は、激オコだったのに次また電話をかけたらやたら優しかったり。
同一人物とは思えない変貌。
私は、それがクレームより怖かったりする。
この映画はその怖さが描かれていた。
人間の人格を映像化するとこうなってしまうのか。
自分でも自分が不可解。
本心と口から出る言葉が全く違ったりすることもある。
儚く美しく描いた二人の女。
芸術的に彩りながらもどこか冷たく突き放すところが私は好きだ。
人間は悪魔でもないが天使でもない。
それは、むしろ両方合わせ持っているとも捉えられる。
完全に人間という生き物を理解することは誰にもできない。
それが一番怖いじゃないか。
自分が知っているはずの自分。
それを本能という他人が知っている…
それは誰もが持っている奇妙な人間の側面だからこそ最後まで目を離すことができなかったのかもしれません。
ちぶ~的ビッチ度5