最近、怒らなくなりましたけど。
やっぱり怒りのツボってのがあるのでそこをグリグリされると...
とんでもない怒りの衝動に身を任せたくなりますね。
職場だと、そうもいかないので耐えますけど。
「ビー・デビル」のプッツンは当然!と、思ってしまいましたけどね。
この映画のチャン・チョルス監督は、元はキム・ギドク監督の助監督だったらしい。
だから、やっぱり胸糞悪い描写が多数。
この島にいる人間は、韓国だからこそ成り立つゲスさだ。
女性には決して勧めたくないエグさがある。
それなのに、私はこの殺人鬼の凶行に対して同意しかなかった。
なんか、戦後の日本ではありえるかもしれない閉鎖的な考えと行動。
気持ち悪いけど、世界が狭いとこうなってしまうかもしれない恐怖で溢れている。
こんな島、現実ではありえませんけどね。
この復讐は妥当すぎる。
いや、当然すぎるのだ。
島の人間も主人公もクズだ。
唯一、この殺人鬼にだけは感情移入できる。
こんなにも応援したくなる殺人鬼が今までいただろうか。
前半の苛立ちを後半の凶行でスッキリするしかない。
見て見ぬふりをする奴だって同じ加害者だ。
何かできたはずなのに、自分の保身に走って何もしない。
そんな奴が、実はもっと罪深いということ...
悲しき悪魔は、実は一番優しく正しかったのだ。
いや~な映画だけど、最後まで引き込まれたのは本当の女の強さを見せられたからもしれない。
ちぶ~的悪魔度5
人を殺さない奴が一番の悪魔だった。悪意っていうのは汚れた心からやってくるのですね。